前回のお話
産後の一番大変なときに家族よりも後輩女性の仕事を手伝うことを優先した夫いちろうさんを許せず実家に帰った妻かおりさん。さらに、自分に黙っていちろうさんがかおりさんの両親のお店で働いていたことにも怒りを感じますが、実家に帰ってから今後の自分たちのことを真剣に考えたかおりさんが出した答えは、それでもいちろうさんと一緒に娘のこはるちゃんを育てていきたいというものでした。しかし、「ただし・・・」とかおりさんは続けます。
夫が育児をなめくさってる件[195]
「今のままじゃそれは難しいと思う。いちろうさんを信頼しないわけじゃない。でも、もしまた何かあった時もう揺れたくない」家族3人で暮らしていきたい気持ちはあるものの、今のままでは難しいと言うかおりさん。
「こはるのために私も変わる。もっと芯がある母親になりたいの」そう決意を語ったかおりさんは、両親の方に向き直ります。「お父さん!お母さん!」
「私にこのお店を継がせて下さい!!」かおりさんは真っすぐに両親の目を見て力強く言いました。「えっ」予想外の言葉にお母さんは驚きます。
「昔からお店の将来の事は気になってた・・・。でも、大学に行って結婚して・・・いつしか考えなくなってた・・・。だけど、こうなって自分の本心に気が付けたの」突然両親のお店を継ぎたいと言ったかおりさんですが、考えて考えて出した答えでした。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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