前回のお話
別居中に実家で夫いちろうさんと結婚する前にいちろうさんの実家がある離島を2人で訪れた時のことを思い返していたかおりさん。島での数日間でいちろうさんは夫になったら大変なタイプだと確信し別れる選択肢が頭をよぎりましたが、帰り際に風で飛ばされたかおりさんの帽子を取りに躊躇なく海へ飛び込み「前に大切な帽子だって話してたから」と言ったいちろうさんを見て以前話したことをちゃんと覚えていてくれたことに感動。帰りの飛行機でいちろうさんの寝顔を見ながら「やっぱり私はこの人が好き」と強く感じたのでした。
夫が育児をなめくさってる件[169]
「ただいま~」こはるちゃんを散歩に連れて行っていたお母さんが帰ってきました。お母さんの声でハッと我に返るかおりさん。「良い天気だったからちょっと歩きすぎちゃったわ。こはるちゃんもうお眠みたい」とぐずり出したこはるちゃんを抱きながらお母さんが言いました。
お母さんにお礼を伝え、こはるちゃんを寝かしつけに行ったかおりさん。
こはるちゃんを寝かしつけながら、先ほどのことを考えていました。「昔の事、色々思い出しちゃった・・・。やっぱり私も悪かった・・・考えが甘々だった」と、結婚したら大変なタイプだと分かっていながらいちろうさんと結婚を決めた自分の考えの甘さを反省しました。
こはるちゃんの寝顔を見ながら考え込むかおりさん。「連絡・・・してみようかな・・・」と、別居を始めて1週間連絡を取っていなかったいちろうさんに連絡をすることを考え始めます。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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