前回のお話
「いろいろ考えたけれど、あなたとはしばらく距離を置きたい。これが私の素直な気持ち。あなたはどう思ってる？」妻かおりさんにたずねられ言葉が出ない夫いちろうさんは、「今の自分の言葉はきっと全部言い訳になる」と思っていました。その翌日、かおりさんとこはるちゃんは出て行きました。２人がいなくなった家の広さに押し潰されそうになったいちろうさん、「これはかおりがくれた最後のチャンスでもある！まだ終わってない！まだ僕にできる事はある！かおりとこはるの為に！！」と何かを握りしめ決意しました。
夫が育児をなめくさってる件［１２１］
いちろうさんの会社でのこと。「まぁ！部長さぁ～ん！今日もとっても素敵ですぅ！」大袈裟に部長を褒めちぎる白石さんの姿がありました。
「そっ、そうかね？」なんだかうれしそうな部長、「そのネクタイ、新しくないですかぁ？」すかさず言う白石さん、「おっ！よく気づくなぁ。実は娘からのプレゼントでね（ハート）」とデレデレ状態の部長に「え～！そうなんですかぁ！？よくお似合いですぅ」と繰り返す白石さん。
「娘さん、ズルいなぁ。こんなカッコいいパパがいてぇ」「おいおい、やめてくれよ～」白石さんの言葉に完全にほだされる部長、その姿を見つめながら「あ～、男ってホント単純！そのうちコイツも私の便利くんにしちゃおっと！」と白石さんは心の中で呟きました。
すると、「ところで、例のプレゼン資料は大丈夫か？来週の会議までに頼むぞ」部長に確認された白石さんは、「もちろん！ちゃんと作ってますよぉ」と返事をしつつ、「便利君６号（いちろう）がね～」と思っていました。
いちろうさんの会社では、部長のネクタイを絶賛する白石さんの姿がありました。「部長さぁ～ん！今日もとっても素敵ですぅ！そのネクタイ新しくないですかぁ？「おっ！よく気づくなぁ。実は娘からのプレゼントでね（ハート）」と部長はデレデレ状態、その姿を見て「あ～、男ってホント単純！そのうちコイツも私の便利くんにしちゃおっと！」と白石さんはほくそ笑むのでした。すると、「ところで、プレゼン資料は大丈夫か？来週の会議までに頼むぞ」と言われた白石さん、「もちろん！ちゃんと作ってますよ（便利くん６号いちろうがね～）」と笑いながら答えました。
白石さんが会社の中で要領良く立ち回っていることが良くわかりましたね。いちろうさんは「便利くん６号」のままでいるつもりなのか、気になります！
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
［作者］くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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