前回のお話
夫婦の危機を迎えているいちろうさんとかおりさん。「私達、夫婦になるには、親になるには早すぎたんだ」と言ってかおりさんが涙を流すと、いちろうさんも泣きながらお互いの目を見ました。かおりさんが「こはるを連れて実家に帰ります」と言い、唖然とするいちろうさん。そして「あなたの気持ちは十分伝わったわ。今ここであなたを許して『これからも一緒に頑張ろう』って言えたらどんなに良いだろうって思うよ・・」そう言った後で「だけど、それは言えない」かおりさんはキッパリと言いました。
夫が育児をなめくさってる件[119]
「あなたの気持ちは伝わったわ。でも『これからも一緒に頑張ろう』って言えない」そうキッパリと言い切ったかおりさんは、「あなたといると心がざわつくの・・。決定的な浮気をされたわけじゃない。他人から見たら、この程度の事でバカみたいって、そう思うかもしれないけど」と言葉を続けます。
「自分でもどうしようもないの。またストレスで倒れて、こはると離れ離れになるのは絶対に嫌・・!!」バッグをギュウッと握りしめながらかおりさんが言いました。
「このざわつきがいつまで続くかわかならい。ずっとこのままかもしれない。とにかく、しばらくあなたと距離を置きたいの」そう言った後で、「両親には迷惑をかけちゃうけど、今は頼らせてもらう時だと思ってる」と言ったかおりさん。
「これが私の素直な気持ち。あなたは・・どう思ってる?」かおりさんがいちろうさんにたずねました。
「こはるを連れて実家に帰ります」いちろうさんにそう告げたかおりさん、いちろうさんが子育てにも頑張っていることを頭では理解していても、「あなたを許して『これからも一緒に頑張ろう』とは言えない」とハッキリと伝えました。そして「あなたといると心がざわつくの。またストレスで倒れてこはると離れ離れになるのは絶対に嫌・・!!」と言った後で「これが私の素直な気持ち。あなたは・・どう思ってる?」といちろうさんにたずねました。
かおりさんが考えに考えた末で出した「実家に帰る」という結論、かおりさんの言葉を黙って聞いていたいちろうさんの言葉が気になります。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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