前回のお話
助ける相手を間違え、産後の妻かおりさんに倒れるほど無理をさせ傷つけてしまった夫のいちろうさん。自分のしたことを後悔するいちろうさんに、義父は結婚の挨拶の日に話したことを思い出させてくれました。夫婦として何が大切なのかに気づいたいちろうさんに、義父は「私が言う事はもう何もない。これから先は君たち二人が決めることだ」と言って、一人でこはるちゃんのお世話をすることになるいちろうさんのために作り置きのおかずを作ってくれました。「息子にまで倒れられたら大変だからな」と言ったお義父さんの優しい言葉にいちろうさんは涙が溢れました。
夫が育児をなめくさってる件[111]
お義父さんが帰った後、冷凍庫を見たいちろうさんはお義父さんの優しい気遣いに感動します。お義父さんは、作った料理を食べやすいように小分けして冷凍庫に入れてくれていました。
それからいちろうさんのワンオペ育児が始まりました。最初は泣いてばかりだったこはるちゃん。
いちろうさんは必死にこはるちゃんのお世話をして、ワンオペ育児にも少しずつ慣れていきました。
ミルクを飲ませたり、シャワーを浴びさせたり、寝かしつけをしたり、全力でこはるちゃんのお世話に向き合ったいちろうさん。泣いてばかりだったこはるちゃんは、次第に泣く頻度が減っていきました。
かおりさんの入院中、一人でこはるちゃんのお世話に奮闘したいちろうさん。かおりさんが家にいるときのワンオペ育児と、本当に一人でやるワンオペ育児は全く違ったのではないでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
----------