娘や孫はもちろん義理の息子への優しさにも溢れた義父の言葉に涙駄々洩れする育児なめすぎ夫[110]|くまおのマンガ堂 

前回のお話
「夫婦の先輩としてお前たち2人に言っておくことがある」と切り出した義父、「夫婦と恋人は違う。長く一緒に生活する中で、様々な苦難を共にすることになるだろう。君たちは若くて未熟だ。そのことを肝に銘じておきなさい」そう話したかと思うと、「相手にも自分にも完璧を求めてはいけない。考える事はたったひとつでいい。相手を幸せにすることだ」と静かに話し、かおりさんといちろうさんはその言葉をしっかり受け止めました。そして「いちろうくん、娘をよろしくお願いします」いちろうさんに深々と頭を下げました。

夫が育児をなめくさってる件[110]


「・・・はっ!!」いちろうさんがかおりさんの家に結婚の申込みをしに行った時の義父の話を思い出したいちろうさん、「あの時のお義父さんのお言葉・・今になってその意味がわかりました・・」と義父に伝えました。

すると「・・そうか。なら私が言う事はもう何もない。これから先は君たち2人が決める事だ」義父にそう言われて「・・はい。ありがとうございます」いちろうさんはそう答えました。

そして「こはるの世話は1人でできるね?」と義父がたずねると「はい!できます!」とハッキリと返事をしたいちろうさんに、「よし!じゃあ私は何か作り置きをして帰るよ」そう言って義父が立ち上がりました。それを見て「えっ?」と驚くいちろうさん。

「育児は体力勝負だからな。うまくて栄養がある食事をしっかり摂りなさい。息子にまで倒れられたら大変だからな」と言う義父の言葉に「お義父さん・・」いちろうさんは涙を流して言いました。

かおりさんの家に結婚の申込みをしに行った時のことを思い出したいちろうさん、「あの時のお義父さんの言葉・・今になってその意味がわかりました」と伝えると、「これから先は君たち2人が決める事だ。よし!私は何か作り置きをして帰るよ」と言う義父、「育児は体力勝負。うまくて栄養がある食事をしっかり摂りなさい」そう言った後で「息子にまで倒れられたら大変だからな」義父の優しさに思わず涙が流れるいちろうさんでした。
同じ子を持つ父親として同じ立場でいちろうさんに寄り添う義父、いちろうさんにも、義父の思いはきっと届いていますよね!

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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