前回のお話
妻かおりさんと夫いちろうさんが結婚する前のこと、かおりさんに、いちろうさんの好きなところをたずねた義父、「間抜けな所もあるけど一緒にいると楽しくて気づいたら笑ってる」というかおりさんの言葉を聞いた後、「いちろうくん!」と声をかけました。「確かに抜けている所はあるが、それも君の魅力だ」と言った後、「一緒にいて心が安らぐ人というのはなかなか巡り合えないものだ。お前自身も彼にとってそういう人であり続けて欲しい」とかおりさんに言い、「結婚を認める!」と伝えました。「あっ・・ありがとうございます!」といちろうさんが言うと、「夫婦の先輩としてお前たち2人に言っておくことがある」と義父が言いました。
夫が育児をなめくさってる件[109]
「結婚を認める!」と言った義父は「夫婦の先輩としてお前たち2人に言っておくことがある」と言葉を続けました。そう言われて緊張が走るかおりさんといちろうさん。「夫婦と恋人は違う。長く一緒に生活する中で、様々な苦難を共にすることになるだろう」
「もし、子どもが生まれれば環境や心情は大きく変化する。もうダメだと思うこともあるかもしれない。君たちは若くて未熟だ。そのことを肝に銘じておきなさい」義父が静かにそう伝えました。
そして「相手にも自分にも完璧を求めてはいけない。考える事はたったひとつでいい。相手を幸せにすること」義父の言葉をかおりさんといちろうさんは静かに聞いていました。
「お互いがそう思っていれば、きっと上手くいくさ」そう話した義父は「いちろうくん、娘をよろしくお願いします」と言って、いちろうさんに深々と頭を下げました。
「夫婦の先輩としてお前たち2人に言っておくことがある」と切り出した義父、「夫婦と恋人は違う。長く一緒に生活する中で、様々な苦難を共にすることになるだろう。子どもが生まれれば環境や心情は大きく変化する。もうダメだと思うこともあるかもしれない。君たちは若くて未熟だ。そのことを肝に銘じておきなさい」そう話したかと思うと、「相手にも自分にも完璧を求めてはいけない。考える事はたったひとつでいい。相手を幸せにすることだ」と静かに話し、かおりさんといちろうさんはその言葉をしっかり受け止めました。そして「お互いがそう思っていれば、きっと上手くいくさ」そう言った後で、義父は「いちろうくん、娘をよろしくお願いします」いちろうさんに深々と頭を下げました。
筋の通った夫婦の先輩である義父からの言葉はかおりさんといちろうさんの心にしっかり響いたことでしょう!
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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