前回のお話
数年前、結婚の挨拶に来た日のことを覚えているか?義父にたずねられた夫いちろうさん、数年前の挨拶の日のことを思い返して、緊張のあまり肝心なところで噛んでしまい、パニックでドタバタの挨拶になってしまったことを思い出しました。そんないちろうさんを義父は黙って見つめていました。
夫が育児をなめくさってる件[107]
緊張してパニックになり大事な場面で噛んでしまったいちろうさんは、失態を忘れたいという気持ちからかお酒をたくさん飲んで「わっはっはっは~!!」と上機嫌に。それを見たかおりさんのお母さんは「酔っぱらったぁ~っ!!」と大慌て。「ちょっ、ちょっと」とかおりさんがいちろうさんに声をかけました。
そして「ごめんなさい。彼・・緊張してここ3日くらい眠れなかったの。しかもさっきの失敗でテンパって飲みすぎちゃったみたい・・」といちろうさんをフォローするかおりさん、それに対して「いやあんた、そうは言ってもさすがに・・ねぇ?お父さん」「・・・」義母がたずねても無言の義父。
すると突然「かおりは彼のどこを好いてるんだ?」とたずねました。「えっ」と驚くかおりさんは、「えっと・・いちろうさんは、こういう間抜けな所もいっぱいあって、正直、頼れる人って感じじゃないんだけど・・」かおりさんが言葉を続けます。
「一緒にいて楽しいの。一緒にいると、気づいたら笑ってるんだ・・私。そういう所が・・好きです」恥ずかしそうに答えるかおりさんの話を聞いた義父は「・・・そうか」そう言ってグイっとお酒を飲み干しました。
かおりさんの両親に結婚を挨拶をする、という大事な場面で失態をおかしてしまったいちろうさん、その失態をなかったことにするかのようにお酒を飲んで酔っ払い目もあてられない状態に。義母が呆れるなか変わらず静かな義父は突然、娘であるかおりさんに「彼のどこを好いてるんだ?」とたずねました。「いちろうさんは間抜けな所もいっぱいあって、正直、頼れる人って感じじゃないんだけど・・一緒にいて楽しいの。一緒にいると、気づいたら笑ってるんだ・・私。そういう所が・・好きです」と蓮化しそうに話すかおりさんを見て「そうか」と義父は一言呟きました。
いちろうさんが失態をおかしても酔っ払っても、変わらず冷静な義父、かおりさんの言葉を聞いてどんな判断を下すのか気になりますね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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