前回のお話
妻かおりさんが入院したため、娘こはるちゃんのワンオペ育児に奮闘する夫いちろうさん。寝かしつけが上手くいかず悪戦苦闘しているところにちょうどお義父さんが訪れて、いとも簡単にこはるちゃんの寝かしつけを代わってくれたため、内心できるわけがないと思っていたいちろうさんは驚き、お義父さんは元祖イクメンなのだと思うのでした。スヤスヤ眠るこはるちゃんをベッドに移し、強面のお義父さんと二人きりで向かい合って座ったいちろうさんは何を話せばよいのかとドキドキしていました。
夫が育児をなめくさってる件[102]
ダイニングに置いてあるベビーモニター越しにぐっすり眠っているこはるちゃんの様子を眺めがお義父さんは「ほう・・・今はこんなものがあるのか。便利になったものだ」と感心していました。
そんなお義父さんの前で、何か言いたげで、でも言いにくそうにうつむいて黙っていたいちろうさんですが、とうとう切り出しました。
「あ・・・あの、お義父さん」
「かおりさんの事っ!!本当に申し訳ありませんでした!!」いちろうさんはそう言って頭を下げました。「かおりさんが倒れてしまったのは、僕のせいなんです!!」謝罪するいちろうさんの話を、お義父さんは黙って聞いていました。
そして、ゆっくりとお茶を飲み、その手を止めました。
強面のお義父さん。何かいちろうさんに伝えることがあってひとりでやって来たのだと思うのですが、頭を下げて謝罪するいちろうさんに何を思うのでしょうか。気になりますね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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