「何かあった時のために」当たり前のように義母に合鍵を渡す夫

義兄のカズヤさんが住む予定の新居を見学していると、突然義母から「この家に住まない?」と提案されます。なんでも、この家に住むはずだったカズヤさんが単身赴任で急遽県外へ行くことになったそう。建てた本人よりも自分たちが先に住むなんて・・・と戸惑いましたが、夫のタクヤは「家賃がかからない分貯金できる」と乗り気な様子。考えに考えた末、私たちは3年間だけカズヤさんの家に住むことに決めたのでした。
そして時は過ぎ、ついに引っ越し当日。荷物の搬入を終えて片付けをしていると、タクヤが思い出したように「・・・そうだ、今日は母さんが夕飯準備してくれてるって!」と言いました。

「えっほんと?今日は疲れてたから嬉しい!」引っ越し作業でヘトヘトだった私は、義母が夕飯を作ってくれていると聞いて、ありがたさが身にしみました。タクヤは大きく伸びをしながら、「やっぱり母さんたちが近くにいると、メリットの方が大きいよな~」と言いました。

しばらくして、義母が家にやってきました。「美月ちゃん~お手伝いに行けなくてごめんね、プライバシーもあるからと思って」私たちを気遣って色々考えてくれてたんだ・・・義母の細やかな心遣いに、胸がじんわりと温まります。

するとタクヤが「母さん、俺たち平日不在にするから、何かあった時のために鍵預かってて!」と、義母に合鍵を渡しました。突然のことに私は「え!」と驚きましたが、義母は気にする様子もなく「念のためにね!美月ちゃん大丈夫、勝手には入らないから!」と鍵を受け取りました。

義実家で夕飯を食べてゆっくりしていると、カズヤさんが仕事から帰ってきました。カズヤさんの帰宅に気付いた義母は、「あらっ今日は早かったじゃない、お風呂先にする?ごはん?」と声をかけます。カズヤさんは少し考えて「ごはん先食べる」と答えました。

義母と談笑していると、ふとカズヤさんの視線を感じました。義母を通して承諾は得たはずだけど、やっぱり建てた本人より先に住むのはまずかったかな・・・そんな不安が頭をよぎったその時。

カズヤさんが突然「美月ちゃんさぁ・・・俺、単身赴任もしないし結婚もないから」と言いました。その言葉を聞いて、時が止まったかのように固まる私。義母とタクヤは、「しまった!」と言わんばかりに顔をこわばらせていました。

単身赴任もしないし結婚もない・・・?頭の整理がつかず、「え?」としか声を出せません。カズヤさんが「着替えてくるわー」と部屋を出たところでようやく我に返り、義母とタクヤに向き直って「どういう・・・こと?」問いかけました。
時は過ぎ、ついに引っ越し当日。荷物の搬入と片付けを終えた頃、義母が様子を見に来てくれました。するとタクヤさんは突然、「何かあった時のために鍵預かってて」と義母に合鍵を渡します。驚く美月さんでしたが、義母の「勝手には入らないから!」という言葉を信じ、ひとまず受け入れました。その後、義実家で夕飯をご馳走になりながらくつろいでいると、カズヤさんが仕事から帰ってきました。そして美月さんの顔をじっと見つめたかと思うと、突然「美月ちゃん、俺、単身赴任もしないし結婚もないから」と言いました。思いがけない言葉に、美月さんは頭の整理がつかず、その場で固まってしまいました。はじめに義母から聞いていた話と違いますね。タクヤさんも何か隠していそうです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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何それ!詐欺じゃん!
同居解消か離婚だな。
うわ〜旦那と義母に騙された。
子供がいないなら離婚の一択のみ。
義兄が良い人である事を願う。