[8]帰らない夫|父親の自覚ある?母子ともに危険が伴うかもしれないと伝えても返信どころか既読もつかない

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前回のお話

アヤノさんは、トモヤさんの優しい人柄に惹かれて婚約を決意。これから始まる幸せな結婚生活に胸を躍らせながら、結婚の挨拶をしにトモヤさんの実家へ向かいました。初めての彼の実家訪問に緊張していましたが、感じの良い義母と義兄家族にアヤノさんは一安心。義姉キョウカさんお手製のケーキを食べたり連絡先を交換したりして、楽しい時間を過ごしました。それからしばらくして、義兄ナオキさんの出張が増えたことをきっかけに、トモヤさんは第二子を妊娠したばかりのキョウカさんのサポート役として、義実家に駆り出されるようになります。アヤノさんもその後妊娠が発覚しますが、余裕のある妻を演じて不満などは言わず、トモヤさんを笑顔で送り出しました。それからというもの、トモヤさんの帰省頻度はどんどん上がります。初めての妊娠なのに近くに頼れる人がいない状況は、アヤノさんの心に大きな不安と寂しさを残しました。しばらくして、アヤノさんのお腹はすっかり大きくなり、いつ赤ちゃんが産まれてもおかしくない状態に。頻繁に痛むお腹に不安を感じたアヤノさんは、トモヤさんに「今日は一緒にいてほしい」と訴えるも、骨折した甥っ子ソウくんのもとへ行ってしまいました。目の前が真っ暗になるアヤノさん。結局その日、トモヤさんは帰って来ませんでした。

1話目から読む

言動と行動がまったく伴っていない夫に思わず涙を流す

私のお腹が大きくなっても、トモヤが義実家へ通う頻度は変わりません。初めての妊娠なのに近くに頼れる人がいない状況は、私の心に大きな不安と寂しさを残しました。それからしばらくして、私は臨月を迎えます。ある日自宅でゆっくり過ごしていると、お腹に張りを伴う痛みが。いつお産が始まってもおかしくない状況に一気に不安になった私は、トモヤに「今日は一緒にいてほしい」と訴えますが、その願いも虚しく、トモヤは骨折した甥っ子のもとへ向かってしまったのです。

結局その日、トモヤが帰ってくることはありませんでした。翌朝になってもお腹の張りはおさまらず、病院へ連れて行ってもらおうとトモヤに連絡をしますが、電話に出る気配はありません。「このまま連絡を待ってなんかいられない・・・」私は自分でタクシーを呼んで病院へ向かうことにしました。

私は1人で診察を受け、自宅へ帰って来ましたが、そこにトモヤの姿はありませんでした。電話をかけてみても、相変わらず出る気配はありません。「私ひとりがこの子の親なのかな」「どうしてトモヤは心配してくれないんだろう」「このまま産んで大丈夫かな」頭の中はそんな不安でいっぱいです。

診察で「子宮頸管が短く切迫早産の可能性がある」と告げられたことを、私はメッセージに書き込みました。メッセージさえ見てくれれば、きっとトモヤはすぐに帰ってきてくれるはず・・・。「トモヤ、お願い!」祈るような気持ちで、私は送信ボタンを押しました。

しかし、数時間経っても返事がくるどころか既読にもなりません。不安だけがどんどん膨らみ、私は涙を流しながら「早く帰ってきて・・・!」と祈りました。信じられないことに、母子ともに危険が伴うかもしれない状況になっても、トモヤは義家族を優先したのです。

結局、トモヤが帰ってきたのは深夜のことでした。帰宅早々勢いよくドアを開けると、「スマホを実家に置いたまま義兄夫婦を迎えに行っていたため気付かなかった」と、言い訳を述べました。

本当に妊娠中のアヤノさんを心配しているなら、スマホを忘れることなんてしないし、いつでも電話に出られるようにするはずです。母子ともに危険な状態になるかもしれないのに、数時間経っても連絡がないアヤノさんを思うと、胸が締め付けられます。結局、トモヤさんが帰ってきたのは深夜。本人は心配していたのかもしれませんが、言動と行動が伴っていなさ過ぎて、何も信じられなくなってしまいますよね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

最新のコメント
  • ,,, より

    義姉との距離感がキモいね,,,もういらないでしょ

  • たりらりら より

    義実家に行っていい、遅くなったから泊まっていいと言ったのって、まだ妊娠初期よね?
    妊娠中の大半を義姉優先で何でもかんでもされたら、ほんとブチギレ案件だよ。
    おかしいよ。
    旦那は何を考えているんだろう。
    誰の子を妊娠してると思ってるんだろう。

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