「この家と土地を売ろうと思う」突然の宣言に顔を青ざめる義母と義姉

同居を始めてしばらくが経った頃、家事を全くしない私に不満を持った義母が、「今後も家のことをしないなら生活費をもっと入れてほしい」とトモヤに文句を言ってきました。その話を受けたトモヤは、私に生活費を出せないかと相談してきましたが、家計簿を見せると、余裕がまったくない現実を突きつけられ言葉に詰まります。結局、不足分の生活費は、トモヤが渋い顔をしながらも自分のお小遣いから補填することになったのでした。
それからさらに1か月後、出先から戻ると、そこには義兄ナオキさんの姿がありました。もう二度とこの家に戻ってくることはないと思い込んでいた私は、「えっ、ナオキさん!?」と大きな声を上げて驚きます。どうやら義母もキョウカさんも何も聞かされていなかったようで、2人とも私と同じように驚いていました。

「えっと、どうされたんですか?」動揺しながら理由を尋ねると、ナオキさんは丁寧に頭を下げ、「お久しぶりです、今日からまたここに住むことにしました、この家も土地も俺の名義なので」と言いました。あまりに急な展開に内心驚きつつも、「そう・・・ですか、私席を外した方が?」と冷静に問いかけました。

「アヤノさんも、申し訳ないけど座ってもらえますか」ナオキさんにそう促され、私は戸惑いながらも「は、はい・・・」と小さく答えます。私が席に着いたのを確認すると、ナオキさんは改まった様子で「みんなに話がある」と切り出しました。

「この家と土地を売ろうと思っている」ナオキさんは私たちをまっすぐ見て、迷いのない口調でそう言い切りました。あまりに突然の宣告に、キョウカさんと義母は「どういうこと!?」と青ざめます。私とトモヤも、予想外の提案に思わず目を見開いてしまいました。

「父さんが亡くなった時に財産分与は済んでいるし、俺が決めてもいいと思うけど?」確かに、この家と土地の所有権はナオキさんにあるので至極真っ当な言い分です。でも、あまりに突然すぎるのでは・・・。義母もひどく驚いているようで、わなわなと震えながら「いやよ!絶対に出て行かないから!」と声を荒げて反対しました。
もう二度と家に戻ることはないと思っていたナオキさんが突然帰宅し、一同は騒然。不倫の末に離婚したと聞いていただけに、再びこの家に住むと言い出した理由も分からず、戸惑いが広がりますね。さらに追い打ちをかけるように、「この家と土地を売ろうと思っている」とまで宣言。ここまでくると、何か思惑があるのかと勘ぐってしまいます。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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えぇぇっ!?義兄名義の土地と家なの?そこに離婚した元嫁が居着いてるの?どうなってんのよ…まぁ、義兄はイロイロと制裁の準備してたんだろうなぁ…時は来たってことかな。盛大にお願いしたい(笑)
名義は義兄でも居住者を無視してやり過ぎ裁判沙汰にするよね、でないと路頭に迷う事に成る。
人道を無視している。