「おかけになった番号は現在電波の・・」電話にも出ない夫

義兄ナオキさんが浮気をし、子どもができたと家を出て行った後、精神状態が不安定になったキョウカさんを落ち着かせるためにと実家に帰ることが多くなったトモヤ。その事情を聞き、納得いかないながらも生活費の援助をすることにしたのでした。

その後。
「ヒマリが熱を出したんだけど帰って来れない？」なかなか帰って来ないトモヤに連絡すると、「ごめん。ルナとキョウカが熱を出してて今病院なんだ。ひとりで行ける？」と返信が。熱が出たヒマリを心配しながらなんとかひとりで病院に行きました。

そしてまた別の日には。
「ヒマリが寝返りしたんだよ。ねぇ今度いつ帰ってくる？」全く帰って来ないトモヤにヒマリの成長を伝えると、「落ち着いたら帰るから。ごめん」と返信があっただけ。ヒマリの成長を見守るのは私だけでした。

その後も・・。
「結婚記念日には帰って来てくれる？」さすがに結婚記念日は帰って来るだろうとメッセージを送ると「もちろんだよ！」と返信が。「じゃあ料理作って待ってるね」と返信し、「きっと・・きっと帰ってきてくれるよね」と心の中で祈るような気持ちでした。

そして結婚記念日当日のこと。
料理を準備してトモヤが帰って来るのを待つばかりに。でも帰って来る気配がありません。
「まだ帰って来ない？トモヤの好きなラザニアも作ったよ」とメッセージを送っても返信はなく、電話してみたのですが、「おかけになった番号は現在電波の・・」とメッセージが流れるだけで、トモヤが電話に出ることはありませんでした。

そして翌日。
「アヤノ昨日はごめん・・！ソウがぐずって全然寝てくれてなくて・・」そう言いながら手に持っている花束を差し出し、「それでこれ・・」と言われるも何も言う気はおきず無言に。「・・アヤノ？」と申し訳なさそうにトモヤが私を呼んだのでした。

ヒマリちゃんが熱を出しても駆けつけることもなく、ヒマリちゃんが寝返りをし、一緒に成長を喜び合いたいと思った時にも冷たい対応。実家に入り浸り、アヤノさんが連絡しても帰ろうともしないトモヤさん、結婚記念日に帰ると言いながら帰らなくてもアヤノさんが怒らないだろうとタカをくくっているようで、腹立たしい気持ちがおさまりませんよね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：まりお
２児の母です。