弟優先実母[12]結婚と聞いて祝うどころかお金のことしか考えない家族

ある日のこと。
「お母さん?いきなりで申し訳ないけど、再来週そっちに帰るね」マサミさんがお母さんに電話してそう言うと、「あら、珍しい・・分かったわ。カズキ達家族も呼んでおくわね」そう言って電話を切った後、「・・どういうことかしら・・??」と首を傾げるのでした。

それから二週間後のこと。
「初めまして。マサミさんとお付き合いさせていただいているヨシダケイスケと申します」ケイスケさんが自己紹介すると、「・・え??」と目が点になるお母さんと、「え??え!?姉ちゃん彼氏いたの!?と驚くカズキさん。

さらに「実は・・マサミさんと結婚したいと考えています」ケイスケさんがそう言うと、「え~~~っ!?姉ちゃんと結婚したいの~!?物好き~!!ウケる!!」そう言って大笑いするカズキさんに、「ちょっとやめなよそんな言い方・・」カズキさんの奥さんが止めました。

カズキさんの言葉には動じず、「・・それで急なお話ですが、僕が海外転勤を控えておりまして、マサミさんには、仕事を辞めてついてきて欲しいと思っているんです」ケイスケさんが話を続けると、「え」とお母さんとカズキさんが硬直。

「は??何それ??じゃあ今後の援助はどうなるのよ??」お母さんがそう言うと、「そーだよ!!リュウの塾代払うって言ってたじゃん??ケイスケさんが代わりに払ってくれんのかよ!?」と掴みかかりそうな勢いでカズキさんも言い、「ちょ・・ちょっとカズキ!」奥さんが慌てて止めに入りました。
ある日、突然実家に電話をかけ、近々帰ると伝えたマサミさん。二週間後、ケイスケさんが結婚の挨拶をすると、「姉ちゃんと結婚したいの~!?物好き!ウケる!!」とバカにしたように笑うカズキさん。そんな態度をものともせず、海外転勤を控えているので、マサミさんについてきてもらいたいと伝えると、「今後の援助はどうなるのよ??」「リュウの塾代払うって言ったじゃん!」と文句の応酬!カズキさんが「ケイスケさんが代わりに払ってくれんのかよ!」と掴みかかりそうになるのを、奥さんが必死に止めました。
お母さんとカズキさんがマサミさんにたかる姿を見て、ケイスケさんは一刻も早く連れ出したいと思ったでしょうね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。