ホントいい子ちゃんなんだから。苛立つ母

シュウトにばかり甘い母の態度にもため息が出ることがありますが、父が私のことを思ってくれた時に母が不機嫌になるのは悲しくなります。
夕飯の後、部屋で勉強していると父が「なぁ母さんはいつもあんな感じなのか?」と聞きに来ました。

父の質問は意外でした。「あんな感じって?」と聞くと、「シュウトの肩ばかり持っているのが気になって・・・」父にも分かっていたんだ。「あぁそのこと?もう慣れたよ」と言って私は少し目をそらしました。

その夜。寝室では、子ども達のことが話されていました。
「なぁ、ミワにとってサキはなんなんだ?」夫に言われたお母さんは「え?大事な娘だけど」とキョトンとして言いました。なぜそんな質問をされるのか、全く見当がつかない感じです。

「お前はシュウトばかりに甘くてサキに我慢させてることが多すぎないか。」ズバリ言われたお母さんは「だってサキはしっかりしてるし、シュウトはまだ手がかかるから」と言いました。

「しっかりしているからといって我慢させていいわけじゃないだろ?」と、言い分をバッサリ否定されたお母さんはカチンときて「ほんとサキって『いい子ちゃん』なんだから。いつも私が悪者になるのよね」と呟きました。
サキさんは大人しい性格で成績優秀。お母さんはしっかりしているサキさんについ甘えてしまっているのかもしれませんね。でもサキさんは大学受験という大切な時ですから、不安やストレスもあると思います。お母さんが少しでも向き合ってくれるといいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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