[11完]弟優遇母|自業自得。子どもの気持ちより自分の希望を優先してきた母ツケが回ってきた

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前回のお話

母親に冷たくされて育ったサキさんは、弟シュウトさんにばかり甘く自分には我慢ばかりさせる母の態度に悩んでいました。大人になってもシュウトさんのことを溺愛する母ですが、結婚したシュウトさんの妻リカさんに冷たい態度を取り出したためシュウトさんは実家に寄り付かなくなっていきました。一方サキさんは同棲していたアキラさんが家を継ぐのを機に結婚し、実家からはかなり離れた土地へ引越し幸せに暮らしています。シュウトさん家族が遊びに来た時、サキさんは頻繁に母からメッセージがくることを伝えると、実家にあまり帰っていないことを話したシュウトさんは、母に冷たくされて悩んでいるリカさんを見ているうちにサキさんと重なり、サキさんは辛い思いをしていたことを知っていたのに何もしなかったことを謝罪するのでした。

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どうして誰も連絡をくれないの?自分が原因と気づかない母

誰も連絡を取らず、実家にも行かなくなってしまって寂しい母のことを可哀想だと言った私ですが、シュウトは「自業自得」と言いました。「でもオレ、一応母さんの面倒は見るつもり。」とシュウトはきっぱり宣言しました。弟が誇らしく思えて「すごい大人発言するじゃん」と言いました。

ショウタは「俺のことはかわいがってくれているは知ってるからさ。距離を保ちつつちゃんと見てるから安心してよ。」と言いました。「何かあったら連絡はするけど、ねえちゃんにも迷惑がかからないようにするから。」と宣言しました。

リカちゃんも「そうですよ、ずっと優遇されていたんですからシュウトがやればいいと思います。」と言うので思わず笑ってしまいました。

昔は母がなぜ私にばかり冷たくするか分からなかったし、今も分からないけど、本当に実家を離れて良かったなと思います。

一方実家では、お母さんがひとり、スマホ画面をじっと見つめていました。「どうして誰も私に連絡してこないのよ」「シュウ君はどうして私に冷たくなったの?」「サキはどうして私に会いに来ないの」そんな疑問が浮かんではサキさんにメッセージするのが日課になっていくお母さんです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

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