息子トウマくんが6年生になったある日のこと、学校から電話があり、隣の席の女の子を叩いて髪飾りを壊して泣かせてしまったと・・。驚いてトウマくんに確認すると、隣の席のカナエちゃんの頭にハエが止まって、虫が嫌いだから追い払ってあげようとしたら、頭を叩いて髪飾りを壊し、結果泣かせてしまったと・・(汗)ママは「なんでそうなるの!?」と思わず白目になってしまうのでした・・。
息子のトリセツがほしい[9]|ママ広場オリジナルマンガ
隣の席の女の子カナエちゃんの頭を叩いて髪飾りを壊し泣かせてしまったトウマくん、
「泣かせるつもりじゃなかったんだ・・。ハエがいたからやっつけようと思って・・」
「それは、わかったよ。でも・・髪飾りを壊しちゃったよね。それに・・友達の頭を叩いちゃったことはどう思う?正しいこと?」
「それは・・頭を叩くのは・・ダメだと思う・・。僕・・新しい髪飾りを買って謝りに行きたい」
「そうだね。一緒に謝りに行こう」
事の次第を聞きながら、悪気がなかったとはいえ、頭を叩いてしまったこと、髪飾りを壊してしまいお友達を傷つけてしまったことについてはちゃんと謝るべきだという結論になり、髪飾りを買って謝りに行くことにしました。
週末、髪飾りを買ってカナエちゃんの家に謝りに行きました。
「本当、申し訳ありませんでした。」
「ごめんなさい!」
「いいよ。もう大丈夫」
「わざわざすみません。」
新しい髪飾りを渡してお詫びし、カナエちゃんもママも快く許してはくれましたが・・ママの心は落ち着きませんでした。
その日の夜、仕事から帰ってきたご主人に、
「ねえ・・トウマ、本当にこのままで大丈夫かな・・?」
「いや~、男の子はこんなもんじゃない?俺もいろいろ・・きっと、中学生になったらガラッと変わると思うよ!」
本当に・・?
ご主人の言う通り、そんなにガラッと変わるものなんだろうか?と、ママの悩みは尽きませんでした・・。
そして、トウマくんは中学生になりました。
[10完]へ続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「息子のトリセツがほしい」は毎日更新します。
明日の最終話もお楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マッマ
編集・作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。