トウマくんを見守るようになってから、学校からの電話も、「どこかに行ってしまった」ではなく、「授業中に鉛筆で遊んでいます」などに変化が見られるようになったのですが・・久しぶりにかかってきた電話で忘れ物を指摘され、トウマくんに確認すると「だって先生が貸してくれるから」と無邪気な様子に「・・あぁ」と困惑するママは、ある日給食袋を忘れないように!と、トウマくんの靴の上に乗せ万全の対策をして送りだすも・・靴を履くときに横に置いたままにして忘れ去られた給食袋を見つめ、ため息をつくのでした・・。
息子のトリセツがほしい[7]|ママ広場オリジナルマンガ
そんなトウマくんは、忘れ物だけでなく、勉強面にも理解しがたい行動を・・
ある日のこと、
「見て!今日のテスト90点だった!」
「すごーい!がんばったね!見せて見せて~」
ドヤ顔で返されたテストを見せてくれたトウマくん、よくがんばったなぁと思いながら答案を見てみると、
確かに90点だけれど・・あれ?選択問題が埋まってない?選ぶだけなのに・・どうして回答しなかったんだろうと思い、
「ねえトウマ、なんでこの問題は何も答えを書かなかったの?」
そう尋ねると、トウマくんが無邪気に答えました。
「えー、だってわかんなかったから。」
「でも、選ぶだけなんだから、書いておけばよかったじゃん」
「え?なんで?」
「だって、どれか書いておけば、当たるかもしれないでしょ?」
「・・なんで?わからないのに書いていいの?」
「え・・?」
これは一体・・どういうこと!?テストで点を取るために、とりあえず回答する、とか答えを埋めるみたいな「あがく」ことをやらないってこと・・??
えっ・・意味不明・・いや、みんながんばるよね・・?点取ろうと一生懸命にやるよね?
何・・どういうこと!?
「ママー!?どうしたの??」
あまりの出来事に白目をむいて震えるママを見て、不思議そうな顔で覗き込むトウマくん・・
本当に・・意味不明ですー!!
[8]へ続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「息子のトリセツがほしい」は毎日更新します。
明日の公開もお楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マッマ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。