小学2年生になっても相変わらずなトウマくん、心配になったママは担任の先生に相談してみることに。すると先生に、この歳の子は特に理由がなく、ただそうしたいだけでいろいろしてしまう可能性があると言われ愕然・・!そのことをご主人に伝えると、俺もそうだった。理由もなくおもしろそうだからやってみたと言われて「そんなもんなの?」と驚くママ、先生のアドバイスもあり、トウマくんを見守ろうと気持ちを切り替えたのでした。
息子のトリセツがほしい[5]|ママ広場オリジナルマンガ
息子トウマを見守りつつ時が経ち、
学校からの電話が全くなくなったわけではありませんが・・電話の内容には少し変化があらわれました。
先生からの電話も、以前のように「トウマくんがどこかに行ってしまった」というものではなく、「授業中に鉛筆で遊んでいる」などに変わり、授業中にどこかへ行ってしまうことはなくなったようです。
しかし、ホッとしていたのも束の間・・ある日電話がかかってきて・・
「うっ、学校からだ・・もしもし?」
「あ、お母さん、トウマくんのお道具箱についてなのですが・・まだ用意はされていないでしょうか?学校ではいつも予備を貸し出しているのですが、そろそろ・・」
「えっ!?」
いやいやいや・・お道具箱はとっくの昔に準備してトウマに持たせているのに・・まだ学校に持って行ってないってこと!?」
動揺しながらも、先生に
「すみません!すぐ確認します。必ず明日持たせます・・」
「よろしくお願いします」
先生からの電話を切った後、ママは「帰ったらトウマに確認しなくては!」と深呼吸しながら心を落ち着けつつ思うのでした。
そしてトウマくんが学校から帰宅すると、すかさず
「ただいまぁ」
「ねえ・・お道具箱・・まだ家にあるの・・??」
そう尋ねると
「あっ忘れてた!でも先生がいつも貸してくれるよ」
「ハァ・・・」
「貸してくれるんだからいいじゃん!」とばかりに無邪気に答えるトウマくんに、ため息が出るばかり・・(汗)
そして、このままではいけない!とママはある作戦を考えました。
持ち物は部屋に置くと忘れてしまうので、玄関に置くことにしたママ、
それだけでなく、玄関に置いただけでも忘れてしまうので、トウマくんの靴の上に置いたり、ドアノブに掛けたりと、目につくところに置いて絶対に気がつくようにと工夫を凝らしました。
でも、
ある日給食袋を靴の上に置いたときのこと、
「いってきまーす!」
「いってら・・え!?」
元気よく出かけたトウマを見送った後の玄関には、忘れ去られた給食袋が・・(汗)
どうやら靴を履くときに給食袋を横に置き、そのまま忘れて行ってしまったようです・・。
えええぇえっ!!
そんなこと・・ある!?
やっぱり男の子の生態って・・わかりませ~ん!!
[7]へ続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「息子のトリセツがほしい」は毎日更新します。
明日の公開もお楽しみに!
----------------
※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マッマ
編集・作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。