完全に弱みを握られた・・・!

「不倫はしていない、課長に厳しく指導されたのがつらくて次長に相談していただけ」にっこりと笑いながら、そう話す小池さん。私が「厳しく指導したつもりはない」と伝えると、小池さんは笑顔のまま「次長とのことを黙っていてほしかったら、今回の件はユナのことをかばってくださいね」と言いました。
「課長、後始末はよろしくお願いしますね」小池さんは笑顔でそう言うと、会議室を後にしました。どうしよう。あの口ぶりからすると、小池さんは私と義博さんの関係を知っている。もし不倫の事実を社内にばらされたりしたら、私は完全に終わります。

一度、義博さんに相談したほうがよさそうね。そう思い会議室を出ようとすると、廊下から「だから勘違いだって」と義博さんらしき声が聞こえてきました。私は思わずドアに張り付き、耳を澄ませます。

次に聞こえてきたのは、「本当かしら」という、やけに冷静な女性の声でした。きっとこの人が義博さんの奥さんね。すると義博さんは、「小池さんの上司が、仕事はできるタイプなんだけど、三十路を超えて若い子に厳しくなっちゃうってあるだろう?俺も相談されて困っちゃってさ」と耳を疑うようなことを言いました。・・・何それ、もしかして私のこと?

すると義博さんの奥さんは、「あなたを信用してるわけじゃないけど、とにかく遥の受験に影響があったら許さないから」と淡々とした様子で言いました。義博さんは困ったように笑いながら、「悪かったって。今後は気を付けるから、機嫌直してくれよ」と軽く謝ります。

会議室の前から遠ざかっていく2人の話し声と足音を聞きながら、私はへなへなとその場に座り込みました。なんなの・・・一体どういうことなの?
すべてを知っている様子の小池さんに対して、とても奥さんとの離婚を考えているようには見えない義博さん。聞いていた話とはあまりにも違う現実に、里穂さんが驚くのも無理はありませんよね。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

典型的な不倫の末期プラス後輩にまで気づかれたおまけつき。一人でけりつけるか、全てをさらして清算するか、いざ覚悟。
男から何を言われたにしろ、不倫ってわかってて関係をもった自分が悪いよね