不倫で失ったもの、手に入れたもの

栄子さんも遥ちゃんも、義博さんの不倫相手だった私を責めることも無く、むしろ男性を見る目がない私を心配してくれました。元不倫相手の妻子と恋愛話をする関係になるなんて思いもしませんでした。
レストランを出ると、「美味しかったー!」「里穂さん、ごちそうさま」と遥ちゃんも栄子さんも笑顔でお礼を言ってくれました。「いえ、こちらこそ・・。お詫びになってるのか、なんかすみません」せめてものお詫びをしたくてギフト券を送ったものの、そのギフト券で一緒に食事をしようと誘ってもらい、恋愛のアドバイスまでもらって・・お礼を言うのは私の方です。

申し訳なさでいっぱいになっていると、「いーじゃん。楽しかったし。じゃあ、またね!」と屈託のない笑顔で言ってくれた遥ちゃん。「うん・・また。受験がんばって」と返すと、遥ちゃんはにこっと笑ってピースサインをしてくれました。また・・があるのかな?

栄子さんは「里穂さん、こちらもいろいろ助かったわ。夫との離婚が成立したら、知らせるわね」と穏やかに言いました。「はい・・まだまだ大変だと思いますが、がんばってください」と伝えると、「一応、身の回りに気を付けて」と心配してくれました。夫の不倫相手だった私にこんなに親身になってくれるなんて・・。

・・私も楽しい時間だったな。栄子さんと遥ちゃんを見送りながら、私は自然と笑顔になっていました。

32歳、間違いを犯した。信頼を取り返すためにがんばった。許してもらえた。色々なことがあった・・でも。素敵な人たちとも知り合えた。人生、何が起こるかはわからない。でも、同じ失敗はしないように。振り返りながらも前を向いて歩いていきたい。
義博さんが既婚者だと知りながらも不倫関係を続けてしまった里穂さん。冷静になれば義博さんに都合よく扱われているだけだと気づいたはずですが、義博さんを信じ切っていた里穂さんは裏切られてようやく気付き、自分の愚かさを悔やみました。不倫は決して許されることではありません。でも、里穂さんがこの過ちから目を逸らすことなく、真正面から受け止め心から反省したからこそ、失うだけでなく得るものもあったのでしょう。次の恋では本当の幸せを掴んでほしいですね。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
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