お茶を出すよう言われても微動だにしない妻

「言うと嫌がるの分かってるから」という理由で私には何の相談もなく、勝手に義両親を家に呼び、反対してもどうしようもない状況を作ったタケル。しばらくすると空港まで迎えに行ったタケルが帰ってきました。「部屋、狭いな」と見まわしながら入ってくる義父と、「モエさん久しぶりね~。全然会ってなかったから忘れちゃってた。」と嫌味全開の義母。

無反応でいると、義母がマヒロを見てぱあっと嬉しそうな顔になりました。「マヒロちゃん抱っこさせて~。」と近寄ってきた義母に「手を先に洗ってください。」とピシャリ。慌ててタケルが義母を洗面所に案内しました。

マヒロを抱っこした義母に、さっそく「2人目はいつ頃考えてるの?」と聞かれたタケルは「え?それはまだ」と落ち着かない様子です。

すると義両親が「いとこのセイジくんのところは今度3人目よ~。」「男3人」「ほんと羨ましいわ~。」と口々に言うので、タケルは「あっ。そうだ。お茶出すの忘れたわ。」と話を逸らしました。

そして「モエ。出して。」と・・・いつもなら飲みたい人が飲みたいタイミングで淹れてるのに。「もう、気が利かないわね~。」と義母が呆れたようにため息をついて言いました。それでも私は無表情のまま。無言で動きませんでした。
結婚の挨拶の時に子どもは産めるのかと聞いた義父でしたが、長女が生まれてまだ1ヶ月なのに、もう2人目の話。やっぱりまだそういう考えでいるのかな、と悲しくなってしまいますね。それにしても親の前になると急にエラそうになるタケルさんは、両親にカッコつけたいのでしょうか。でも女性を下に見るような物言いはイラッとしますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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