「もうおばあちゃんの家に行きたくない」娘も義実家と疎遠に。

男の子のいとこ達がゲームで遊んでいる中、マヒロだけが女の子だからという理由で義母のお手伝いをさせられたそうで、義母やタケルの考えに納得のいかないマヒロは義実家から帰ってくるなり「もうおばあちゃんの家には行かない!」と私に言いました。
他にも、義実家では納得いかないことがたくさんあったというマヒロ。「宿題してたら、そんなことよりもお手伝いしてって言われるし。見たいテレビがあっても男が優先だからって言われて。全然楽しくなかった」とマヒロから聞いた私は、「パパは?」と聞きました。マヒロがそんな扱いを受けているのにタケルは義母に何も言ってくれなかったのかと不思議だったのです。

「パパ?パパはずーっとゲームしてるか寝てて。おばあちゃんの言うこと聞けって。おばあちゃん、ずーっとママは家のこと何もしないって言ってて」と義実家での事を思い出して泣きそうになりながら話してくれたマヒロ。タケルが私だけでなくマヒロの気持ちさえも全く考えてくれていないのだと知り愕然としました。

「家のことしないのはパパの方だよって伝えても、パパは男だからって言われて。もう、おばあちゃんの家に行きたくない」と俯きながら話すマヒロに、私は「そっか、そっか」と静かに答えました。

「ついて行かなかったママもダメだったね。ごめんね」私は謝りながらマヒロをギュッと抱きしめました。マヒロには私と同じ思いをして欲しくなかったのに・・。やはりマヒロを義実家に行かせなければよかったと後悔しました。マヒロは「ママは悪くないよ」と私を気遣ってくれ「もし今度、行かないといけなくなった時はママにもついてきて欲しいかな。ひとりはいやだな」と言いました。

「わかった。そうしようね」私は以前タケルに伝えていた通り、「行きたくない」というマヒロの気持ちを尊重して今後は義実家には行かせないことにしました。こうして娘のマヒロも義実家とは疎遠になりました。
義実家では遊んでいても宿題をしていてもマヒロちゃんだけお手伝いをするように言われ、テレビも男の子優先で見たい番組を見せてもらえなかったマヒロちゃん。悲しい思いをしたマヒロちゃんは「もうおばあちゃんの家に行きたくない」と言い、モエさんもマヒロちゃんの気持ちを受け入れました。こうしてモエさんだけでなくマヒロちゃんも義実家とは疎遠になりました。
悲しい思いをする場所に行きたくなくなるのは当然ですよね。マヒロちゃんは自分が大切にされていないように感じて、パパにも助けてもらえず心細かったでしょうね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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