「うちの両親にもっと寄り添って」求めるばかりの夫にうんざり

「女に学歴は必要ないと決めつけるのはおかしい、マヒロの人生の選択幅を狭めないでほしい」と言った私に、「聞き流せばいいじゃん、俺の顔を立てるとかできないの?」と、自分の立場しか考えないタケル。「うちの両親にも、もっと寄り添う姿勢を見せてくれてもいいと思うんだよ」と言われましたが、「私も寄り添えるならそうしたいけど、あの状況で私に我慢しろって言うの?」と本音を伝えました。

「少しくらいはって話をしてるの!」と中々引き下がらないタケルに嫌気が差した私は「それが嫌だって話してるじゃない!これ以上私とマヒロを巻き込まないでよ!」と声を荒げました。結婚してから今まで、学歴のことで散々嫌味を言われて、そのうえで義両親に寄り添えるほど、私は優しい人間ではありません。

「マヒロが義実家に行きたいって言ったら連れて帰るのはいいけど、行きたくないって言ったら私は行かせるつもりはない」と言うと、「どうせ俺の実家には行かないようにってマヒロに吹き込むでしょ?」と私を信用していない様子。どこまでも私を悪者扱いする態度に、イライラが募ります。

怒りが爆発しないようにぐっと堪え、「吹き込むことはしない、これからあなたの両親がマヒロにどんな対応をするかで変わるでしょ?」と冷静に伝えました。するとタケルは、「じゃあ絶対に邪魔するなよ」と指図するように言いました。

「私は二度と行かないから、それだけは理解して!」と言う私に、「うちの両親だって来なくてせいせいすると思うよ、言う事を聞かない嫁なんて!」と、嫌味な言い方をするタケル。「じゃ、決まりだね」そう言うと、私に背を向けて去っていきました。これでもう義両親に会わなくてすむ。私は内心ほっとしましたが、マヒロはこれからも義両親と付き合っていかなければならないことを考えると、不安な気持ちが消えませんでした。
「女に学歴は必要ないと決めつけないでほしい」と自分の考えを伝えたモエさんでしたが、「聞き流せばいいじゃん、夫の顔を立てるとかできないの?」と、自分の立場しか主張しないタケルさん。「うちの両親にも寄り添ってほしい」と中々引き下がらないタケルさんに嫌気が差したモエさんは、「これ以上私とマヒロを巻き込まないでよ!」と声を荒げました。「マヒロが義実家に行きたいと言うなら連れて行ってもいいけど、行きたくないなら行かせるつもりはない」と、義両親との今後の付き合い方について話すも、タケルさんは「どうせ俺の実家には行かないようにってマヒロに吹き込むでしょ?」とモエさんを信用していない様子。どこまでもモエさんを悪者扱いする態度に怒りがこみ上げましたが、ぐっと堪え「吹き込むことはしない、あなたの両親がマヒロにどんな対応をするかで変わる」と伝えました。話し合いの結果、モエさんは今後一切義両親と会わなくてすむようになりましたが、タケルさんの希望で、マヒロちゃんは今後も義両親と付き合っていくことになりました。
モエさんと義両親の縁は実質的に切れましたが、マヒロちゃんは今後も付き合っていかなければなりません。モエさんと同じように、学歴や性別で嫌な思いをしてほしくないと祈るばかりです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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