[19]女に学歴はいらない|時代錯誤も甚だしい!妻と子は夫の言う事を聞くのが当たり前と主張する義両親

アイコンイメージ
前回のお話

結婚の挨拶でタケルさんの実家を訪れたときにモエさんが大学院卒だと聞いた義両親は「だからこの歳まで結婚できなかったのね」「子どもはちゃんと産めるのか?」と言うなど、女性に学歴は必要ないと信じて疑わない人たちでした。事あるごとに嫌味や失礼な発言をする義両親とはうまく付き合えないと感じたモエさんは、「娘が会いたいなら行くけど義実家に泊まることはない」「自分の両親の前で私に強気に出るのをやめてほしい」という2つの条件付きで、義両親の面会に応じると約束します。それから数年が経ち、マヒロちゃんが小学3年になった頃、義実家に向かうことに。嫌味な態度を取る義母にイラッとしながらも、なんとかその場をやり過ごすモエさん。義母の「マヒロちゃんは今習い事してるの?」と言う問いかけに「英語と、あと受験するから塾に行くよ」と答えるマヒロちゃん。それを聞くと、義母は「女の子が勉強を一生懸命しなくてもいいんじゃない?勉強するのが嫌なら嫌って言っていいんだからね」と、まるでモエさんが嫌々させているかのように言いました。嫌味な言い方にイラッとしながらも笑顔で乗り切るモエさん。そこへ畳みかけるように、「勉強ができても、マヒロちゃんのママは女の子1人しか産まなかったじゃない?結婚も遅かったし」とため息をつきながら言います。

1話目から読む

「女の人は勉強できなくてもいい」古い考えを主張する義両親

受験のために塾に通うと言ったマヒロに、「女の人は家を守らなきゃならないから勉強できなくてもいい、働くのは男の人の仕事」と、古い考えを主張する義母。「ママはきっとパパの言う事を聞いてないでしょ」と、妻は夫の言う事を聞くのが当たり前という男尊女卑の考えに、呆れて物も言えません。

義父も「女なのに塾なんか行かなくていい、そんな風に育てたらモエさんみたいに生意気に育つだろ?」と、義母の考えに同調します。「マヒロをそんな風に育てようとしているなんて、何を考えてるんだ」と義父に叱られるタケルですが、「え?いや・・・」と困った表情をするだけで、私たちをかばう様子はありません。

タケルが同意しなかったことに腹を立てたのか、「マヒロのこともちゃんと言い聞かせるのが父親の役割だろ」と大きな声で怒鳴る義父。返答に困ったタケルは、「俺だってそこはちゃんと伝えてるよ?ねぇマヒロ?」とマヒロに助け舟を求めます。

急にタケルに話を振られたマヒロは、困った様子で私に駆け寄ります。そして「おばあちゃんとおじいちゃんはどうしてママの悪口を言うの?」と聞いてきました。私にだけ意地悪な態度を取る2人を見て、不思議に思うのも無理はありません。

タケルは身を乗り出して「こら!おばあちゃんたちに何てこと言うんだ!」と怒鳴りました。マヒロは間違ったことは何も言っていないのに・・・。自分の娘よりも親の言う事を優先するタケルに、呆れた表情を向けます。するとその様子を見て、義母が「ほら、やっぱりモエさんに育てられているからタケルの言う事を聞かなくなっているんじゃないの?」と嫌味たらしく言いました。

受験のために塾に通うと言ったマヒロちゃんに、「女の人は家を守らなきゃならないから勉強できなくてもいい、働くのは男の人の仕事」と、古い考えを主張する義母。義父も「女なのに塾なんか行かなくていい、そんな風に育てたらモエさんみたいに生意気に育つだろ?ちゃんと言い聞かせないと」と言います。返答に困ったタケルさんは、「そこはちゃんと伝えてるよ?ねぇマヒロ?」とマヒロちゃんに助け舟を求めます。急に話を振られたマヒロちゃんは困った様子でモエさんに駆け寄り、「おばあちゃんたちはどうしてママの悪口を言うの?」と聞きました。タケルさんは急いで「こら!おばあちゃんたちに何てこと言うんだ!」とマヒロちゃんを怒鳴ります。自分の娘よりも親をかばうタケルさんに、モエさんは呆れて物も言えません。すると義母が「モエさんに育てられているからタケルの言う事を聞かなくなっているんじゃないの?」と嫌味たらしく言いました。
妻と子は夫の言う事を聞くのが当たり前、という古い考えを息子家族に押し付ける義両親。時代錯誤も甚だしいと思ってしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

この記事をSHAREする