[10]女に学歴はいらない|絶対にうちには泊まらせない。義両親と夫を追い出した妻は結婚を後悔

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前回のお話

夫タケルさんの義両親は古い価値観の持ち主で、大学院卒のモエさんに良い印象を持っていません。義両親は結婚の挨拶や披露宴のときに「もっとふさわしい人がいるんじゃない?」「学歴があるから言うことを聞かない」「ちゃんと躾けないと」などと失礼な発言ばかりで、さらに義両親がいるとモエさんに対しやたらと強気な態度になるタケルさんにもモエさんはイライラ。義両親とはうまく付き合えないと感じたモエさんは義両親との付き合いを最低限にして義実家にも行かなくなりますが、娘マヒロちゃんが生まれると義両親が会いたがりました。マヒロちゃんを義両親に会わせることをモエさんに反対されると思ったタケルさんは、モエさんに内緒で義両親を家に呼び、1週間泊めると言い出しました。久々に会った義両親は、タケルさんがお茶を出そうとすると「嫁の仕事よ」「まだモエさんを躾けられてないのか?」「だから学歴のある子は生意気って言われるのよ」と相変わらず嫌味や女性を下に見るような発言ばかり。我慢できなくなったモエさんは黙ってホテルの予約を取ると、予約サイトとともに「早く出て行け」とタケルさんにメッセージを送りました。

1話目から読む

嫌味を言うために来たの?思い出しただけで腹立たしい義両親の態度

突然押しかけてきて失礼なことばかり言う義両親と1週間も一緒に生活するなど耐えられない私は、2人のために近くのホテルを予約して予約サイトとともに「早く出て行け」とタケルにメッセージを送りました。
私のメッセージに気付いたタケルは、私がどれだけ怒っているのか察したようで慌てて「そうだ。母さんたちさ、観光するって言ってたじゃん。今から行こうか?」と言い出しました。タケルの提案に義母は「ん~。それもそうね。じゃ、モエさん夕飯までには帰るから支度お願いね」とご機嫌で答え、3人は出かけて行きました。

3人が家を出ると、私はすぐに「夕飯は作らない」「なんならタケルも帰って来なくていい」「ホテル代はうちからは支払わないから」とタケルに送信。

さらに、「明日以降は自分で予約して」「絶対にうちには泊まらせないで!」と念押しのメッセージを送ると、どっと疲れが出てハァァァと大きな溜息が出ました。

私はマヒロをあやしながらさっきの義両親の言葉を思い出し「相変わらず何も変わってない。ってかホント、嫌味を言いに来ただけなの?一体何なの?」と沸々と怒りが湧いてきました。

そして、義両親に怒りを覚えるのと同時に、「タケルもタケルで、なんでこんな・・」と私を騙し打ちにするような形で強引に義両親を連れてきたタケルにも腹が立ちました。「ってかそんな男と結婚した私がバカってことなのかな・・」結婚の挨拶のときに義両親やタケルの言動に違和感を覚えながらもそのまま結婚してしまった自分の判断をとても後悔しました。

ホテルの予約サイトとともに「早く出て行け」というメッセージを受け取ったタケルさんは、モエさんの怒りを察して慌てて義両親を観光に連れ出しました。3人が家を出ると、モエさんはすぐに「夕飯は作らない」「ホテル代はうちからは支払わないから」「明日以降は自分で予約して」「絶対にうちには泊まらせないで!」とタケルさんに送りました。しばらくしてマヒロちゃんをあやしながら少し気持ちが落ち着いてきたモエさんでしたが、先ほどの義両親の嫌味を思い出すとまた怒りが湧いてきました。それと同時に、モエさんの気持ちも考えずこんな形で強引に義両親を呼ぶタケルさんが理解できず、そんな人と結婚してしまった自分の判断を後悔するモエさんでした。
義両親の嫌味や失礼な発言ももちろん腹立たしいですが、妻であるモエさんの気持ちを何も考えず両親にいい顔をしようとするタケルさんが許せませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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