子どもは産めるのか?失礼な質問


はとこキョウヘイの結婚式の招待状が届きました。親戚の結婚式なのにマヒロは「私、行かないとダメかな?」とあまり乗り気ではありません。夫は「キョウヘイの結婚式だし、おばあちゃんやおじいちゃんも会いたがってるだろうし」と言ってなんとかマヒロに行ってほしいようですが、私にはマヒロの気持ちがわかりました。

マヒロは第一志望の大学に進学しました。どうしても行きたい大学があると自ら選び、一生懸命勉強した結果です。合格発表の時は、私はマヒロと抱き合って喜びました。でも、夫の実家には根強く残ている問題があるのです。

夫タケルの両親に初めて会ったのは、結婚の挨拶に義実家を訪れた時でした。私が大学院を卒業してからしばらくして、29歳の時、タケルは3つ年下の26歳でした。
義母は私の学歴を聞くと「え!?モエさん大学院まででてるの?」と驚きました。そして「はい。学びたいことがあって。」と答えた私に「だから、この歳まで結婚できなかったのね~。」と言い放ったのです。

あまりにも想定外のことばすぎて「えっ?」と聞き返し動揺していると、義父も「子どもはちゃんと産めるのか?」と失礼極まりない質問。私は絶句しました。更に義母も困ったような笑顔で「タケルにはもっとふさわしい人がいるんじゃない?」と言ったのです。

すると、私の隣に座っていたタケルが笑顔で「オレは、コイツがいいんだって。」と自分の親にハッキリと言ったのは良いのですが、「コイツ??」普段は私のことを名前で呼ぶタケルが、急にコイツ呼びしてきたので私は黙って笑顔を作っていましたが、内心では(は?)と思っていました。
初対面の女性に対して、学歴と年齢だけでタケルさんの結婚相手として相応しくないと義両親が放ったことばはあまりにも無礼ですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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