「なんで金出してる僕がやらなきゃいけないの」考え方が悪

アプリで知り合った女性にメッセージを送り、高級レストランで食事するオサムさん。「アイドルより一般人の方が投資しがいがある」と満足そうに呟きました。またある日、会社で育児休暇中の家計のやりくりについて聞かれたオサムさんは、「うちは一定額しか渡してないから変わらなかった」と真顔で答え、質問した後輩はあっけにとられていました。
すると、「月末に家計簿見て、足が出た分は妻が出してたってこと」と言うと、「でもそれって・・奥さんが大変だったんじゃ」と動揺する後輩に、「そんなことないでしょ。金額内で収まるようにすればいいだけなんだから。本人は納得してたし」オサムさんがそう言うと、

「じゃあ家事とか育児の分担とかでサポートを?」と聞かれ、「なんで金出してる僕がやらなきゃいけないの。家事は今まで通りで育児は奥さんの仕事だったよ」と答えるオサムさんに、「・・育児休暇ですよね?」と驚きながら質問する後輩に、「だからさ、時間と頭は使いようってことだよ」とドヤ顔をするオサムさん。

「あー・・なるほど・・ありがとうございましたー・・」そう言うと、サッサとオサムさんから離れていく後輩に、「いえいえ!他にも色々聞きたかったらまた教えるよ!」と笑顔で声をかけるのでした。

すると社内はまたオサムさんの話で持ち切り。「オサムさん、育休中何もしてなかったっぽい」「あーやっぱり。それでアイドルにハマってるんじゃ離婚されるよ」「育休のダンナがいて奥さんワンオペなんてかわいそう」とヒソヒソ声が充満。その横を上司が通り過ぎたのでした。

その頃オサムさんは、メッセージのやり取り中。
「猫を飼う予定だから、今夜家の間取り見てアドバイスもらえないかな~。あ、これ下心とかじゃないから。アドバイス欲しいのはマジだから。なんなら給料も払うし(笑)」
「わかりました。伺います!」帰ってきたメッセージを見てニヤニヤしているオサムさんに、背後からすっと近づく人が。すると、「今、ちょっといいかな」と上司が言ったのでした。
育休中の家計のやりくりについて相談されてオサムさん。でも、「一定額しか渡してない」「月末に足が出た分は妻が払う」と聞き、後輩は「奥さんが大変だったんじゃ・・」と絶句。話を聞いても意味がないとばかりにさっさとオサムさんから離れて行きました。その後、すぐに社内に噂は広まり、とうとう「今ちょっといいかな」と呼び出しを受けた時はまた女性にメッセージを送っていて、もうそろそろ天罰が下ってもいい頃ですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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