［２２］お金回収夫｜保育料を安くする方法「僕たち離婚しない？」一時だけだからと妻に離婚を迫るセコい夫

「節約のために離婚するだけ」お金のためなら離婚も辞さない夫に念押し

実家に帰ってしばらく経った頃、保育園探しに悩んでいたところ、母にオサムから連絡はあるのかと聞かれ、「ないことはない」と答えた私。メッセージを送っても、返信がかなり遅く、何してるかわからないオサムさんのことを思うと、やっぱりモヤモヤするのでした。

そしてある日のこと。
久しぶりにオサムから電話があったかと思うと、「マホあのさ～、保育園のことって考えてる？」そう聞かれ、「うん。もちろん」と答えると、「だよね～。僕も保育料調べたんだけどさ～」とオサムが言いました。

「めずらしく連絡してきたかと思ったらまたお金のことか・・」と心の中で呟くと、「思ったより高いんだよね～。だから安くなる方法考えたんだけど」とオサムが言い、「へぇ・・」と関心なさそうに返事しました。すると、「僕たち離婚しない？」と笑顔で言うオサム。

思わず「えっ！？！？」と驚いた声を出すと、「あっ驚いたよね。大丈夫！！話を聞いて。あのね誤解しないで。マホと別れたいってわけじゃないんだよ。マホだってそうでしょ？」そう言われて「・・うん」としか返事ができなかった私に、

「でも、これをすると節約できるんだよ～」と何やら調べたように言いました。「離婚と言っても一時だけだよ。これからの学費も安くなるしさ～。どうかな？」オサムの言葉に、「いや、どうかなって言われても・・」と戸惑う私に、

「でもね、これが一番いい方法なんだって！節約の為に離婚するだけだし、慰謝料請求とか、マホする必要ないじゃん？」嬉々として話すオサムに、「あの・・つまりそれって・・正式に離婚するってことでいいのかな？」と念の為確認することにしました。

久しぶりにオサムさんから電話がかかって来ました。話の内容は保育園のこと。「またお金のこと・・」とドン引きするマホさんに、「安くなる方法を考えた」と話すオサムさんは、「僕たち離婚しない？」と離婚を提案。「これが一番いい方法なんだ」と話しながら、嬉々として迫るオサムさんの話を、素直に聞ける気がしませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：まりお
２児の母です。