「二人が見たいちまさんどんな感じだったんだろ?」想像するのが怖い

何かに怯えていたような犯人たちの様子から、いちまさんのことを思い出し、床の間に駆け付けると、倒れたいちまさんの姿が!きっと助けてくれたに違いないと、大泣きしながら夫がお礼を言ってから数日後のこと、あの時一緒に来てくれたおまわりさんがやって来て犯人が自首したと言い、「なんか先が読める気がする」と思っていると、案の定、「客間で市松人形を見て逃げ出した」と聞いて「やっぱり」と納得しました。
するとおまわりさんが、「最近の若者は見慣れてないんですかね?たしかにホラー映画なんかに出ることありますが・・こんなにかわいいのに」と市間さんを見ながら言った後、

「それがですね、『夢に出てくる。呪われてる』・・って話していまして」そう言うおまわりさんに、「罪悪感から夢に見てしまったんですかねぇ?オホホホ」お母さんがそう言って笑うと、「そうかもしれませんねぇ。ハハハハ」とおまわりさんも笑いました。

その後、「それでは」とおまわりさんが帰った後、「はぁ・・犯人が見たいちまさん、どんな感じだったんだろ?」と想像しながらモヤモヤする私に、お茶を飲みながら「さあねぇ」というお母さん、

「オオオオオオオ・・」想像しようとしたらなんだか怖くなり、途中でやめてしまいました。

すると、「とにかく明日、お供えの栗蒸し羊羹買ってくるわ」そう言って立ち上がるお母さんに「うん。お願い」と言う私。
お母さんが、そっと「いちまさん・・」と心の中で呼びかけると、

「本当にありがとうね。二人を守ってくれて。明日たくさん買ってくるね」と言い、お母さんに優しく話しかけられたいちまさんは、それはそれは誇らしげに見えたのでした。
おまわりさんに、自首してきた犯人が、市松人形を見て逃げ出したと聞いたマキさんとお母さん。最近の若者は市松人形を見慣れていないのかと話すおまわりさんと楽しそうに話すお母さん。その後、犯人が見たいちまさんはどんな感じだったのかと想像するマキさん、でも、想像しない方が絶対に良いですよね。いちまさんのことを全て把握しているのはお母さんなのだと実感。とても可愛いいちまさんの秘めた力、これからも大切にしていって欲しいですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ
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