[6]市松人形がますます見てる|やっぱり!「犯人は市松人形を見て逃げ出した」想像通りの展開に絶句

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前回のお話

園田家に代々伝わり床の間に飾られている市松人形のいちまさんは、みんなに大切にされていました。ある夏祭りの日のこと。妻マキさんと息子ソウスケくんは床の間のいちまさんと一緒にお留守番することに。すると、「いちまちゃんにあげるりんご飴もあるよ!」と嬉しそうにりんご飴を差し出すユカちゃんを見て、「やっぱり・・」と思わず笑顔に。その後ユカちゃんたちの盆踊りを見ていると、ソウスケくんが泣き出し、お腹が空いたのかと急いで家に帰ることに。家に到着すると、なぜか玄関の扉が開いていて、そっと近づくと何やら男性の話し声が。ソウスケくんの泣き声に気づいた男性が近づいてきて絶対絶命!大きな叫び声をあげて男性が家から逃げて行くのが見え、「泥棒入ったかも」とマサルさんに伝えると、すぐに警察官と一緒に戻って来ました。祭りの時間を狙った空き巣かもと言われ「鉢合わせするとこだった」と力が抜けるマキさん。その後、現場検証があり、盗られたものはなさそうだということが判明。疲れ切って眠ろうとした時、逃げ出した男2人の様子から「何かに怯えて・・」と言いながら、ハッと思い当たったマキさんは、マサルさんと一緒にいちまさんの様子を見に行くことにしたのでした。

1話目から読む

「二人を守ってくれて本当に本当にありがと~!」大泣きで感謝する夫

怪しい男性2人が家の中にいたことから、空き巣ではないかと警察の方に言われ、現場検証を行ったところ、盗られたものは何もなく、疲れ切って眠ることにしましたが、叫びながら窓から飛び出してきた犯人のことを考え、「何かに怯えた感じ・・」と呟きながらハッといちまさんのことに気がつき、急いで駆け付けました。

「いちまさん!!」駆け付けると、床の間で倒れて横になっているいちまさんの姿が!

抱き上げて、髪を櫛で整えながら「・・もしかして、いちまさんが守ってくれたのかな・・」とたずねると、「・・きっとそうだよ」と言いながら震えている夫。

「いちまさん・・マキとソウスケを守ってくれて本当に本当にありがと~!!」そう言って大声で泣き出す夫を見て、「ちょっ・・ちょっと落ち着いて・・」と声をかけながら、チラッといちまさんを見つめ、「でも・・きっとそうだよね。ありがとういちまさん」とお礼を伝えました。

それから数日後のこと。
「あ、どうもこんにちは園田さん。先日の空き巣の件でお話が・・」と玄関先「あのときのおまわりさん」が。「あの・・立ち話もなんですから、どうぞ中へ」と案内すると、「ではお邪魔しますね」とおまわりさんが答えて家の中へ。

そして、「実は・・園田さんのところに入った空き巣が自首してきましてね」おまわりさんの言葉に「え、本当ですか!?」と驚くお母さんを見ながら、「・・なんか先が読める気がする」と呟く私。「そうなんです」とおまわりさん。

「犯人の二人は、客間で市松人形を見て逃げ出したらしいです」おまわりさんの言葉に、「やっぱりーー!!」と心の中で呟くしかありませんでした。

何かに怯えていたような犯人たちの様子から、いちまさんのことを思い出し、床の間に駆け付けたマキさんとマサルさん。倒れたいちまさんがきっと助けてくれたに違いないと、マサルさんは大泣きしながらお礼を言いました。それから数日後、あの時一緒に来てくれたおまわりさんがやって来て、犯人が自首したと聞き、「なんか先が読める気がする」と呟くマキさん、やっぱり想像していた通りのことが起こったようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
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