子どもが嫌だと思う人と距離を取るには?否定せず受け入れることが大切です。

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子どもが嫌だと思う人と距離を取るには?否定せず受け入れることが大切です。

苦手な人や嫌だな、と思う人との付き合い方は、どんな風にすればいい?今回は薬剤師として多くの患者さんと向き合ってきた経験もあるVenusmile代表の武田 三千代さんにお話を伺いました。

もしあなたやあなたのお子さんが、嫌だな・辛いなと思う人がいるとしたらそれはその人やお子さんに問題があるのではなく、あなた自身の中に向き合う問題があるのかもしれません。

「鏡の法則」(野口嘉則著)に、子育てにおける悩みについて、もしお子さんが誰かから責められたり、いじめられたりして、嫌だな・辛いなと悩んでいる現実がある場合、「もしかしたらあなたが、大切にする必要がある人を責めてはいないですか?」と聞いています。それはどういうことでしょうか?

嫌だなと思う出来事は大切なことに気づかせてくれるサイン

「鏡の法則」では「周囲の人々やできごとは自分を映し出す鏡である」という考え方を示しています。具体例として、あなたがイライラしていると、家族や周りの人たちもイライラし、あなたに反発する可能性があるかもしれません。また、あなたが自分に自信が持てない場合、周りの人はあなたを軽視したり、頼りにされないようなことが起こるかもしれません。
このように、現実に起きるできごとは一つの結果であり、その原因は自分の心の中にあるというのです。
冒頭にも書きましたが、お子さんが誰かから責められたり、いじめられたりして、嫌だな・辛いなと悩んでいるようなら、あなたは誰かを責めてはいないですか?

それはご主人やご両親に対してかもしれませんし、もしかしたら自分自身に対してかもしれません。思い当たらない時は、日常つい言ってしまう言葉から考えるといいかもしれません。「どうして・・・なの?」「まったく・・・」「普通は~すべき」「私ばっかり・・・」「どうせ私なんか・・・」など、その言葉を誰に投げかけていますか?
相手や自分を責める言葉は、自分のことをわかってもらいたいという気持ちや、自己否定から生まれてきていることがあります。今、嫌だなと思う人が目の前にいるのなら、あなたのそんな気持ちに「気づいて」というサインかもしれません。

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