【歯科医師が解説】経口補水液の日常使いはNG?歯のリスクと熱中症対策

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塩タブレットは「大量に汗をかいたとき」の一時的な対策

塩タブレットも、大量に汗をかく場面を想定して作られた製品です。
厚生労働省では、

◆暑さ指数(WBGT)が高い日
◆屋外での運動
◆長時間の作業

などのとき、水分とともに塩分補給をすすめています。
一方で、日本高血圧学会は、
「通常どおり1日3食食べている人であれば、日常的に塩分を追加する必要はない」
としています。
日本人は普段の食事だけでも塩分摂取量が多い傾向があるため、外遊びや部活動などで大量に汗をかいた日にだけ補うという考え方が基本です。

歯科医師として伝えたいこと

経口補水液の中には糖分を含む製品があります。
脱水時には非常に役立つ飲み物ですが、少しずつ長時間飲み続ける「だらだら飲み」は、お口の中が酸性の状態にさらされる時間を長くし、虫歯のリスクを高める可能性があります。
また、酸性飲料を頻繁に摂取すると、歯の表面が少しずつ溶ける「酸蝕症」の原因となることも知られています。
必要な場面で適切に利用し、飲んだ後は水を飲んだり、時間を空けてから歯磨きをしたりするなど、お口の健康にも配慮すると安心です。

こんなときは活用を検討しましょう

次のような場面では、経口補水液や塩分補給が役立ちます。

・発熱・下痢・嘔吐があるとき
・屋外で長時間活動し、大量の汗をかいたとき
・熱中症の初期症状(めまい・頭痛・だるさなど)があるとき

一方で、水分を摂っても症状が改善しない場合や、ぐったりしている、意識がもうろうとしているなどの症状がある場合は、自己判断せず速やかに医療機関を受診してください。

まとめ

経口補水液や塩タブレットは、脱水や大量の発汗といった特定の場面では非常に頼りになる製品です。
しかし、健康なお子さんが「暑いから」という理由だけで毎日飲んだり、毎日塩分を追加したりすることは、国の公式見解でもすすめられていません。
普段は水や麦茶を中心にこまめな水分補給を心がけ、必要な場面でのみ経口補水液や塩タブレットを活用することが、正しい熱中症対策です。
正しい知識を身につけ、この夏もお子さんとご家族の健康を守っていきましょう。

【参考文献】
1.消費者庁「経口補水液についての注意喚起」堀井消費者庁長官記者会見(2025年7月31日)
https://www.caa.go.jp/notice/statement/horii/043249.html
2.消費者庁「ご存じですか?経口補水液の知識」リーフレット
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/oral_rehydration_solution
3.大塚製薬工場「経口補水液オーエスワン(OS-1)製品情報」
https://www.os-1.jp/products/
4.厚生労働省「職場における熱中症予防対策マニュアル」
https://www.mhlw.go.jp/
5.日本高血圧学会減塩・栄養委員会「減塩しながら酷暑を乗り切る!!熱中症を防ぐ6か条」(2026年6月)
https://www.jpnsh.jp/general_salt_01.html
6.日本口腔衛生学会「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」
https://www.kokuhoken.or.jp/
7.日本歯科保存学会「酸蝕症に関するポジションペーパー」
(酸蝕症の診断・予防に関する見解)
https://www.hozon.or.jp/

※本文の作成にあたり事実関係の裏付けとなる出典の確認・整理のため生成AIを使用しています。

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