夏休みの宿題はあった方がいい?宿題は「家庭学習」と捉えて子ども達の視野を広げるために長期休暇を有効に使いましょう。

夏休みの宿題、あったほうがいいと思う?ないほうがいい?
今回は、教員経験もある、ANNIE.. GLOBAL EDUCATION取締役小野田容子さまにお話を伺いました。

夏休みの宿題、あったほうがいい?

夏休みの長期休暇には子どもたちは学校から宿題や課題を与えられることが通常だと思います。宿題や課題はあった方が良いのでしょうか?ない方が良いのでしょうか?
海外の話を聞くと、長期休暇でも宿題がない国もあるようです。
宿題があることによるメリット、デメリットを考えてみましょう。

宿題は「家庭学習」

宿題とは「家庭学習」です。
学校が通常授業を行っている場合には日々の学習の復習、または日々の学習の予習の場合もあるかもしれません。学習習慣をつけるためにも「家庭学習」は重要です。
文章を書く練習のために「日記」が宿題になったり、音読の練習の「本読み」が宿題になったりすることも、特に小学校低学年にはよく見られます。「家庭学習」の習慣をつけるためにはとても有効な宿題ですね。また計算プリントや漢字プリントなどを宿題として学校から出してもらえるところもあるようです。学校の授業だけではどうしても習得までに時間がかかるものや、練習が必要な学習などは家庭学習を上手に使いたいものです。
一方、宿題の持つデメリットはどうでしょうか?
海外から来た人にこのようなことを言われたことがあります。
「日本の子どもたちは宿題や塾に忙しいから自分の好きなことを見つける時間がないよね。」
確かに、日本の日常的な宿題は学校教科の復習や、反復練習が多いことは事実です。子どもたちが自ら興味があるものを見つけ、調べたり、実験したり、というように課題をみつけ、解決をする時間を奪っているのかもしれません。友達や家族と時間を過ごす中で子どもたちはさまざまなものに興味をもち、新たなことを発見しています。時間に追われることにより、もしかしたらこのような小さなきっかけを持つことが難しくなっているかもしれません。

夏休みや冬休みなどの長期休暇には、普段よりも時間にゆとりがあります。ぜひ、ご家庭でも子どもたちとたくさん会話の機会をもっていただき、家庭学習の時間をより有効に使っていただきたいです。また夏休みだけに出る、自由研究や読書感想文の宿題をうまく使って、子どもたちの視野を広げ、新しい興味を発見するのによいきっかけにしてみはいかがでしょうか。

執筆者

小野田容子
ANNIE..GLOBAL EDUCATION 取締役。

学習塾や学童事業など様々な教育事業を行っていますが、主に英語スクールアニー アニーインターナショナルスクールを運営担当。
公立の高校での教員経験もあるため、英会話の視点だけではなく、日本における英語教育という観点から将来「使える英語」の習得を目指しています。
そのような観点から公立、私立中学、高校などの学校への英語カリキュラム提供なども行っています。
また系列会社の(株)Nの代表取締役も兼ね、企業や地方自治体へ外国人派遣を行っています。

ANNIE.. GLOBAL EDUCATION
http://www.nakazawa-juku.com/

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