妻の希望は一切聞かれない

あれよあれよという間に話は進み、数日後には義両親も交えた家族会議が開かれました。なんとか同居を回避しようと頑張ってみたものの、完全に4対1の状態。あまりにも分が悪いうえ、そもそも私には何の決定権も与えられていなかったことが分かり、義家族の勝手さにはらわたが煮えくり返りました。
結局、私の意見は通らないまま、家族会議はお開きに。自宅に戻った私は、膝を抱えて泣くことしかできませんでした。なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないのでしょうか。唯一の希望だったキッチンですら、私の意見はひとつも反映されていません。家は欲しいけれど、私にとっては何の楽しみもない。

いつまでも機嫌を直さない私にしびれを切らしたさとしは、「泣くのやめてよ、ここまで話がまとまってるのに何が気に入らないの?父さんも母さんも、ナオだってみんな喜んでるのに」と面倒くさそうにため息をつきます。

さとしの言葉にカチンときた私は、「何もかも勝手に決めちゃったじゃない!そもそも同居する話だって、内装はお義母さんが決めることだって私聞いてなかったよ!」と不満をぶつけます。しかしさとしは、「あー・・・内装のことはゴメン。母さんそういうの好きだから決めてもらおうと思って」と、軽く謝るだけ。

それどころか、「それにさ、ユイの家計のやりくりであんな家は建てられないんだから、感謝するべきじゃない?」と、驚くようなことを言ってきました。あんなに必死に節約してきたのに、さとしはそんなふうに思っていたんだ・・・。私は、自分の努力がまったく認められていなかったことにショックを受けました。

私の希望が何ひとつ反映されていない家で、義両親と同居するのは避けられないのでしょうか。でも、私以外の家族は全員賛成している。ナオも義両親と一緒に暮らせるのを楽しみにしているし、もう諦めるしかないのかな・・・。

家族のために、今まで一生懸命家事や育児に向き合ってきた私の時間は、一体何だったのでしょうか。それを思うと、このまま泣き寝入りするなんて悔しすぎます。私は夜な夜な考えた末、ある決心をしました。
ユイさんの意見を聞かず、自分たちの希望ばかりを押し通したことについて、さとしさんは悪いとは思っていない様子。それどころか、「この値段で家が手に入るのだから逆に感謝しろ」だなんて、恩着せがましいにもほどがありますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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