私は母に捨てられたんじゃなかったの?15年後に知った真実に愕然

リコちゃんの母親としての立場も役割も義母に奪われ、夫からもリコちゃんからも必要とされなくなってしまったミサキさんは、自分がいないほうがリコちゃんの幸せになると考え、身を切られる思いで家を出て行きました。それから15年の月日が流れ、大人になったリコちゃんは結婚して赤ちゃんを授かりました。
私はリコ。私のことが嫌いだったお母さんは、私が小学生の頃に突然家を出て行きましたが、小さい頃からおばあちゃんに可愛がられていた私はお母さんがいなくなっても特に寂しさを感じることはありませんでした。でも、もうすぐ子どもが生まれて自分が母親になるという実感が湧いてくると、母親に捨てられた私が本当に親になれるのかな・・と不安になってきました。ある日、実家に行くと、おばあちゃんから「リコちゃんの小さい頃の思い出のものが物置にあるから見てみたら」と言われ、見てみることにした私。

物置の箱の中には、私が小さい頃に大切にしていたぬいぐるみなど懐かしい品々がたくさん入っていました。あれこれ見ていると、見覚えのない日記帳が出てきました。「これ・・なんだろ・・」と思い、私はその日記帳を開いてみることに。

それは、お母さんの日記でした。私が生まれてからずっと、その日の出来事を記していたようです。『〇月〇日 リコが今日、初めて「ママ」って呼んでくれた。この幸せな気持ち、一生忘れないように』『〇月△日 リコが幼稚園で絵を描いてくれた。私とリコが手をつないでいる。大切な宝物』

『最近、お義母さんがリコを私から遠ざけようとする』『リコが私を避けるようになった』『お義母さんの言葉を信じているのね。でも、私の愛情は決して変わりない。大切なリコ』最初のうちは嬉しさや幸せが伝わってくる内容だったのが、徐々に辛さを感じる内容になっていきます。

日記を読み進めていくと、最後のほうに『少しずつだけどお金が貯まってきた。リコと暮らすために節約を頑張ろう』『リコにママと一緒に暮らさないか聞いたらおばあちゃんのほうがいいと言われた』と書かれていました。小さい頃からずっとお母さんは私のことを嫌っているとおばあちゃんに聞かされていた私。お母さんとのやり取りはあまり覚えていないけれど、日記からはお母さんが私のことをとてもとても愛してくれていたことが伝わってきました。なに・・これ。どういうこと?おばあちゃんやお父さんから聞いていた話と全然違う・・。お母さんは私のことが嫌いなんじゃなかったの?私は頭が真っ白になりました。
追い詰められ出て行くしかなかったミサキさんのことを、義母やコウイチさんはミサキさんがリコちゃんを捨てて出て行ったと伝えていたのですね。自分が聞かされていたことと真実があまりにも違い過ぎてリコさんはショックだったでしょうね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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人間って案外、自分に都合よく記憶を改ざんするからねー…
誰かに酷い言葉を吐いても、それをきっちり叱られて罪悪感を持つ経験を経ないと、子供の中では大した事じゃなかった感覚だけ残って、具体的な発言内容なんかは忘れちゃうんだ。
高校生くらいで祖母の手に負えなくなって父祖母からネグレクトor母に返品される展開かと思ったら…
普通に祖母を母代わりのまましっかり成人になって結婚して子どもも産まれてるのか…なんかもう、祖母の完全勝利じゃん…
11歳で父祖母と一緒に母イジメしてたのは、意見割れるけど私は仕方ないかなと思う。産まれた時から母親はこの扱いだったわけだし、逆にこの家で父祖母に逆らったら娘も追い出される可能性あるし。
ひたすら邪悪な祖母が美味しい思いをしてるだけか…