[3]娘を捨てた私|娘の態度を夫に相談しても興味なし。この家に私の味方は誰ひとりいない

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前回のお話

ミサキさんは、娘のリコちゃんが自分よりも義母に懐いていることに悩みを抱えていました。ミサキさんが「おはよう」と声をかけても、不機嫌な顔を見せるだけで挨拶は無視。しかし、義母には明るい笑顔で挨拶をします。実は、リコちゃんが母親であるミサキさんを極端に嫌うようになった裏には、幼い頃から積み上げられた義母の策略がありました。義母はリコちゃんが産まれてから、ミサキさんからリコちゃんを遠ざけるようになりました。幼いリコちゃんのお世話をするのはいつも義母で、ミサキさんは食事の支度や雑用ばかり。母親と過ごす時間を意図的に減らし、自分にだけ好意が向くように誘導していたのです。その結果、母親であるミサキさんよりも、一番近くにいた義母の言葉を信じるようになったリコちゃん。「ママはリコちゃんのことが大嫌いって言っていたのよ」と嘘を言われても、素直に信じるようになってしまったのです。

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夫に相談しても、スマホに夢中で私の話は二の次

リコが母親である私を嫌うようになった背景には、幼い頃から積み重ねられた義母の策略がありました。家事をすべて私に押し付け、自分はリコのお世話にいそしむ。そうやって母親と過ごす時間を意図的に減らして、自分にだけ好意が向くように仕組んでいたのです。気付いた時にはもう遅く、リコは私の言葉を受け入れなくなっていました。

このままじゃいけない・・・そう思った私は、夫のコウイチさんに相談することにしました。「ねぇ、最近リコが私の事を避けるのよ」私がそう言うと、コウイチさんはスマホを見ながら「ミサキが厳しいことばっかり言うからじゃない?」と応えました。

「おばあちゃんの方がいいって言うことが多くなって、私と一緒にいたがらないの」不安を打ち明ける私に、コウイチさんはなんだそんなことかと言わんばかりの態度で「母さんが子育てやってくれてるんだろ?気にしすぎだよ」とスマホから目を離さず言います。

「あと、生活費をお義母さんからじゃなく私に渡してくれない?」私たちは義母の家に住まわせてもらっている代わりに、コウイチさんの給料を義母と私たちで折半しています。しかし、実際の配分はすべて義母の思い通り。義母から渡される生活費では、とてもやりくりできない状態でした。それでもコウイチさんは、「母さんに言って増やしてもらいなよ」と私へ直接渡すことを拒みます。

「だからコウイチさんから・・・」私がそう言いかけると、コウイチさんは「あのさ」と苛立った声で話を遮りました。「俺は仕事で疲れてるんだ、そんなことで煩わせないでくれ、頼むから母さんとうまくやってくれよ」うんざりした表情で言い放ちました。

コウイチさんが頼りにならないと悟った私は、義母に直接「生活費を増やしてほしい」とお願いしました。しかし義母は眉をひそめ、「あなたが贅沢するつもりなんじゃないの?」と疑いの目。さらに、「あなたのために使うお金なんて無いわよ、リコちゃんにはしっかり使うんだから問題ないでしょ?」と、私の訴えはあっさり却下されました。

ミサキさんが必死に相談しているのに、コウイチさんはスマホばかり見て話を真剣に受け止めようとしません。生活費の件も完全に義母任せで、夫として頼りになる場面は一つもなし。義母からも娘からも、そして肝心の夫からも冷たい扱いを受け、味方が誰ひとりいない家で暮らすミサキさん・・・見ているこちらが辛くなります。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

最新のコメント
  • 匿名 より

    離婚一択。
    そして、貰えるものは貰いな。
    うんと後させてやればいいんだ!

  • ちよ より

    マザコン夫ってほんとどうしようも無いよね

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