[5完]小4反抗期娘|涙の反省も全く意味ナシ。繰り返される母と娘の言い争い

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前回のお話

反抗期に入った小4のつむぎちゃんは、寝る時間の夜9時になってもスマホを見たりテレビを見たりと寝る気配なし。お母さんが声をかけても「わかってる!」と怒りながら口答えばかり。しばらく様子を見ていたお母さんですが、我慢の限界になりつむぎちゃんのスマホとテレビのリモコンを取り上げました。それでも反抗的な態度を続けるつむぎちゃんを見て、スマホとリモコンを捨てに行くフリをして家の外に出たお母さん。すると、つむぎちゃんが玄関の鍵を閉めてしまいお母さんは閉め出されてしまいました。困ったお母さんはつむぎちゃんのスマホから単身赴任中のお父さんに電話をかけて事情を説明。お父さんが家に電話をかけてつむぎちゃんを説得してくれることになりました。しばらくしてお父さんから「説得したよ」と連絡をもらい、ホッとしてドアを開けようとするも鍵はかかったまま。再度お父さんの説得が始まりますが、つむぎちゃんは「今開けたら怒られるから開けない」と断固拒否。その後もお父さんが粘り強く説得を続けてくれ、午前1時になる頃に再び「たぶんもう大丈夫」と連絡がきました。しかし、10分経っても20分経ってもつむぎちゃんが鍵を開けてくれる気配はありません。お母さんが家の中に向かって「本当に怒らないから開けてー」と声をかけると、つむぎちゃんが泣きながら「ママ怒らないって言っていつも怒る」と反論。「今回は本当に怒らないから!」と必死に訴え、「絶対に怒らない?」「怒らない」、「絶対?」「うん」というやり取りを繰り返します。

1話目から読む

「ごめんなさい」と涙ながらに謝った娘。わかってくれたかな。

「怒らない」という私の言葉をなかなか信じてくれなかったつむぎでしたが、ようやく「・・開ける」と言ってくれました。私が「うん、お願い。そうして」と疲れ切った声で返すと、カチャッと鍵が開く音がしました。ドアの向こうには泣きべそのつむぎ。

つむぎは私の顔を見ると「ごめんなさい」と謝り泣きじゃくりました。数時間の締め出しを食らった私は疲労困憊でげっそりしながら「うん。イライラしても閉め出すのだけはやめてね。あと、寝る時間が少ないと次の日起きられないのはわかってるよね?」と諭すように言いました。

怒らないと約束はしたけれど、そんな約束がなくてももはや怒る気力など微塵も湧いてきません。一刻も早くつむぎを寝かせ、私もさっさと寝たい!「さっ、寝よう寝よう。明日も学校だよ」と泣きべそのつむぎを寝室に促しながらちらっと時計を見ると、もう2時になっていました・・。

つむぎと寝室に向かう私は「疲れたー。疲れたー。朝までコースかと思ったー。反抗期怖すぎだよー」と心の中で呟きつつ「次の日眠かったら本人も早く寝ようって思うといいんだけど・・」とうっすら期待していました。

そして次の日の夜。「寝る時間だよ!」と言う私に「わかってるってば!」と声を荒げつつも一向に寝ようとしないつむぎ。「わかっているなら寝て!今日も朝、辛かったでしょ?」と言っても「辛くなかったし!」と強がります。はぁ・・またか・・。昨日の一件で少しはわかってくれたかなと思っていましたが・・そんなに甘くはないようです。つむぎの反抗期はまだまだ続きそうです。

玄関の鍵をかけてママを家から閉めだしたつむぎちゃん。電話でのパパの説得の甲斐もあり、怒らないという約束でつむぎちゃんはようやく鍵を開けてくれました。つむぎちゃんは泣きながら「ごめんなさい」とママに謝り、とても反省した様子でした。ママはげっそりしながら、朝眠くて辛い思いをしたら本人も早く寝ようって思うといいんだけど・・と思いながら優しくつむぎちゃんを寝室へ促しました。そして翌日の夜。リビングでは昨夜と同じやり取りをする2人の姿がありました。泣きながら謝っていたつむぎちゃんの姿は幻だったのでしょうか・・。今日も激しくママに反抗するつむぎちゃん。反抗期はまだまだ続きそうです。
反抗期は本当に手強いですね!言葉で強く反抗されるのももちろん辛いですが、締め出しだけはもう勘弁して欲しいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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