前回のお話
幼い頃のトールくんはいわゆる育てにくい子だったと振り返るメイさん。スイミングでトールくんが他の子とトラブルになり相手の親に理不尽に責められてしまい「もう辞めた方がいいのかな」と落ち込んでいたメイさん。しかし、トールくん本人はスイミングを楽しんでいて、トールくんが周りに迷惑をかけているかもしれないと感じている自分がしんどいのだと気付きます。
いわゆる育てにくい子でした[10]
なんでできないんだろうって、理由ばかり考えていても全く答えは出なくて、ぐるぐる考えているばかりでした。でもある時、なんで?なんてそんなのどうでもいい、どうしたらいいかなんて、わたしが教えるしかないんだって思い立って。
周りと比べることはしていないつもりだったけど、この年齢になればできる、何回教えたらわかってくれるだろうって、わたしの中の常識と比べてしまっていたんだろうなと気づきました。
そして、他の子よりわからないならわたしは他のお母さんより教えようと思いました。10倍を教えるというのは、そのくらいこの子に根気強く関わると言う覚悟でした。
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[作者]メイ
発達凸凹の兄妹を育てる母です。
子どもたちのおもしろい日常や、体験をもとにした漫画を描いています。
[編集コメント]ママ広場編集部
覚悟を決めたことでぱぁっと目の前が開けた感じですね!