たった一人の思い込みの発言で周りからご婦人の転倒がてる子さんのせいだと思われてしまいました。てる子さんが状況を説明するも、ご婦人の仲間たちは全く信じていない様子で疑いの眼差しを向けたままご婦人を連れてその場を去って行きました。てる子さんは再び自転車に乗り仕事場へ向かいましたが・・・心はモヤモヤしたままです。
心がモヤッとした話【6】
モヤモヤした気持ちを抱えたまま、仕事場に向かって自転車を漕ぐてる子さん。
頭の中はさっきの出来事でいっぱいです・・・。
(なんで?あたしは助けに行っただけなのに・・・。
別にお礼が言われたかった訳じゃない。
ただ、あたしのせいって疑われたことが納得いかないの・・・。
どうして信じてもらえない?)
納得のいかないモヤモヤが頭の中をぐるぐる駆け巡ります。
そして、あのご婦人がもし怪我をしていたら・・・と考えたてる子さんはゾッとします。
(えっ?じゃあ・・・何?
そもそも助けなかったらこういう事態に巻き込まれる事もなかった?
人が倒れてるのに助けない事がよかった事なの?)
そんな思いが浮かびますが、
(でも、そんな世の中なんて・・・)
と思い直すてる子さん。
まさか人を助けたことで自分が疑われ、こんな気持ちになるとは思いもしなかったてる子さん。
あのとき、どうしたら良かったのか。次にまた同じようなことが起こったらどうしたらいいのか・・・
てる子さんはわからなくなってしまいました。
そんな気持ちのまま、てる子さんはいつも通り仕事場に着きました。
【7】に続きます。
てる子
4人の子持ち、ズボラ主婦 てる子です。
子供達は大きくなりましたが、体験談を含め、今なら思う子育ての話等をブログで綴っています。
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人として正しい行いをしたはずなのに・・・まさかこんなことになるなんて。見て見ぬふりをすれば良かったとは思いたくないですが、人助けをするのがちょっと怖くなってしまいますね・・・。
[ママ広場編集部]