[9]元カノの隣にいるのは僕だったのに|どういうこと?結婚予定の彼氏から突然の結婚報告「俺、結婚する」

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前回のお話

28歳のマイさんは恋人のヒロトさんと同棲して3年目。二人の将来に焦りを感じ始めたマイさんが結婚の話を切り出すと、ヒロトさんは前向きな返事をしたものの式場の下見の約束を忘れるなど行動は伴っておらず不安になるマイさん。結婚に踏み切れずにいたヒロトさんは、アユミさんという年下女性と出会い惹かれていきました。週末に出かけることが多くなったヒロトさんに不安を感じたマイさんは、友達のダイスケさんの家に遊びに行くというヒロトさんを疑いダイスケさんのアパートまでこっそり確認に行きました。ヒロトさんがダイスケさんと一緒にアパートに入る姿を見て安心して帰ったマイさんでしたが、ダイスケさんの部屋にはダイスケさんの彼女リサさんと、アユミさんもいたのです。2ヶ月後、スマホで結婚式場を見ているヒロトさんに気付いたマイさんは、ヒロトさんが真剣に自分たちの結婚を考えてくれていると感じ嬉し泣き。マイさんがウキウキしながらヒロトさんのスマホ画面を覗き込むと、ちょうど新着メッセージが届きました。メッセージの内容が表示され、マイさんの目に入ったのは『式場から週末に打ち合わせがあるって』という信じられないメッセージでした。

1話目から読む

どういうこと?結婚予定の彼氏から「俺、結婚する」と報告を受けた。

ヒロトのスマホに届いたのは、結婚式の打ち合わせ予定を報告するアユミという女性からのメッセージ。大慌てでスマホを隠すヒロトに「え・・どういうこと?なに?え?誰?」と疑問をぶつけるも「あ・・いや・・」と気まずそうに曖昧な返事しかしないヒロト。「ねぇ、ちゃんと見せて!!」私は思わず声を荒げました。

ヒロトは「なんでもないって」と言ってやり過ごそうしますが、見過ごせるはずがありません。私は「なんでもなくないでしょ?ねぇ、なに?誰?どういうこと?ねぇ。ヒロト?ねぇ?」と問い詰めました。

黙り込むヒロト。「ねぇ、どういうこと?ヒロトってば!!」私はさらに問い詰めました。

すると、ヒロトは観念したように「ハァ・・」と大きく息を吐くと、「ごめん。俺、結婚する」と静かに言いました。一瞬、ヒロトが何を言っているのかわかりませんでした。「え・・誰・・と?」だって、ヒロトと結婚するのは私のはず・・。なぜ私がヒロトから結婚報告を受けてるの??頭が混乱して言葉が出ない私に、ヒロトは「マイの知らない人。子どもができた」と淡々と言いました。

「え・・うそでしょ」なんとか状況を理解した私はショックで今にも倒れそうです。ついさっきまでヒロトとの結婚式を想像して幸せな気持ちでいたのに・・別の女性と結婚?子どもができた??「浮気してたの?」なんとか力を振り絞ってそう聞くと、ヒロトは「浮気っていうか・・」と話し始めました。

ヒロトさんのスマホに届いた信じがたいメッセージを見て「どういうこと?なに?誰?」と問い詰めるマイさん。「なんでもない」と誤魔化そうとするヒロトさんをさらに問い詰めると、観念したヒロトさんは「ごめん。俺、結婚する」とマイさんに謝りました。信じられない気持ちで「誰と?」と聞くと、視線を落としたまま「マイの知らない人。子どもができた」と淡々と答えるヒロトさん。マイさんが震える声で「浮気してたの?」と聞くと、ヒロトさんは「浮気っていうか・・」と弁明を始めました。
ヒロトさんが結婚式場を探していたのは、マイさんではなくアユミさんとの結婚のためだったのですね・・。結婚の約束をした相手から結婚報告を受けるなんて辛すぎます。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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