[27]元カノの隣にいるのは僕だったのに|偶然保育園で再会「泣いてた?」去ろうとする腕を鷲掴み

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前回のお話

3年も同棲したマイさんと結婚の話もしていたヒロトさんは、浮気したアユミさんとの間に子どもができ、アユミさんとの結婚を決めてマイさんの元を去った過去がありました。一時期気持ちが荒れたマイさんも、イケメンで誠実な男性カイさんと出会い結婚して幸せに。ヒロトさんは、ほとんどの家事をしないアユミさんに代わり、家事に育児にと毎日生活に追われていました。疲れたヒロトさんはマイさんのことを思い出すようになったものの、アユミさんが出産すると心からアユミさんと赤ちゃんを幸せにしようと決意したヒロトさんは、仕事もしながら家事も育児もこなすと精神的にも肉体的にも疲弊。その頃マイさんが妊娠。カイさんは海外にいる日程を調整し、無事出産に立ち会うことができました。その頃、息子ソウくんと保育園へ向かおうと家を出ると、マイさん家族を発見。「もしかしたらあそこに立ってたのは僕かもしれない」と想像していると、せっかく用意した夕飯を仕事から帰ってきたアユミさんにいらないと言われてがっくり。「私だって忙しい。お風呂沸いてる?」と言い、ソウくんとお風呂に行ってしまいました。残った夕飯を翌日のお弁当にしようと考えるヒロトさん。マイさんに連絡しようとスマホを見つめる姿をアユミさんに見られてしまいビックリ!アユミさんは何も言わず、ソウくんと寝室へ行きました。

1話目から読む

「僕、今日お迎え最後で」偶然聞いていた元カレ

アユミさんのために夕飯を作ったものの、会社の人と食べてきたと言われ、残ってしまった夕飯を見つめ、「明日のお弁当にでもするか」そう呟きながらヒロトさんが考えるのはマイさんのことばかり。「マイと話したいな」とスマホを見つめているところにアユミさんがやって来てヒロトさんは驚きました。

マイさんとカイさんの家では。
「今日は僕がゴハン作るね!」カイさんの言葉に、「いいの?こっちに帰って来たときくらいゆっくりしたら?」マイさんがそう言うと、「それは僕のセリフだよ。僕がいる時くらいゆっくりして」そう言われて「ふふ。ありがとう」とお礼を言いました。

そして、カイさんは娘ちゃんを迎えに保育園へ。
「お帰り~。今日も楽しかった?」娘ちゃんに声をかけた後、「僕、今日がお迎え最後で。ありがとうございました」カイさんが先生にそう言うと、「そうなんですね。寂しくなりますね」と先生が言いました。
そのやりとりをたまたま見ていたヒロトさんは、「あれ・・マイの?今日で最後?」と驚きました。

外で待っていたマイさんが娘ちゃんの遊びにつきあっているのを見て、「マイ・・泣いてる?」と思ったヒロトさんは、

「まっ・・マイ!!」と道に飛び出すと、「ひ・・ひさしぶり!」と声をかけました。
「ヒ・・ヒロ・・ト?ど・・どうし・・」とびっくりして言葉がうまく出て来ないマイさん。

「それより、マイ泣いてた?何かあった?」と聞かれ、「え・・あ。別になんでもない。それじゃ急ぐから」と答えたマイさんが、その場を去ろうとすると、「待って!」そう言って、腕をグッと掴みました。

マイさんとカイさんの家では、「今日は僕がゴハン作るね!」と率先して家事をするカイさん。その後、2人で保育園へ行くと、「今日がお迎え最後」と挨拶するのを聞いていたヒロトさん。保育園の外にいたマイさんを見かけて声をかけると、「それじゃ急ぐから」と去ろうとするマイさん、「待って!」とグッと腕を掴んだヒロトさん、マイさんにどんな言葉をかけるつもりなのでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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