[21]元カノの隣にいるのは僕だったのに|心を決めた「結婚します」喜びのイケメンと仰天する母親

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前回のお話

同棲3年目の彼氏ヒロトさんとの結婚を考えていた矢先、年下女性アユミさんと浮気。妊娠したからと突然別れを告げられたマイさん。ショックを受け抜け殻のようになったマイさんは、英会話スクールに入会を決めると勉強に没頭。同じグループにイケメンのカイさんという男性がいましたが、失恋でやさぐれていたマイさんはいけすかないと感じていました。一方、責任を取るためアユミさんと結婚したヒロトさんは、数ヶ月後には必要最低限の会話のみに。思っていたのと違う結婚生活の中でマイさんのことを思い出していました。その後、一人でイギリスに旅行へ行ったマイさんが財布を無くし、イギリスにいるカイさんのことを思い出して助けを求めます。帰国後カイさんの印象が変わったマイさんは、お礼に食事をご馳走する約束を果たすため、帰国したカイさんと食事することに。そこでカイさんから「結婚を前提に付き合ってくれない?」と言われてビックリ。「実は・・」とヒロトさんとのことを話すと、「結婚に不安があるなら入籍してから付き合わない?今、君を諦めたら後悔する」と言うカイさん。その頃、ヒロトさんから電話がかかるもマイさんは出ず。「僕は君を幸せにするよ。今はまだ好きじゃなくてもいいから」と優しい言葉をかけるカイさんと別れ、帰宅したマイさんは、「いつまでヒロトに振り回されてるんだろう」と考えつつ、カイさんの告白に赤面しました。

1話目から読む

「ヒロトは別の人と結婚してて相手の人妊娠してて」母、意味不明

ヒロトとの恋愛がよぎり、カイさんの告白にも向き合えない私に、「僕は君を幸せにするよ。今はまだ好きじゃなくてもいいから」」と優しく言うカイさん。「私いつまでヒロトに振り回されてるんだろう」と思わず呟きました。

そして。
プルルルル。「もしもし?どうかした?」と電話に出るカイさんに、「本当にまだ好きじゃなくてもいいんですか?」とたずねる私。すると、「うん。大丈夫だよ」と答えるカイさんに、「本当に、私を幸せにしてくれますか?」と聞くと、「うん」と即答。

それを聞いて、「結婚します」と伝えると、「・・・」無言になるカイさん。
「?も・・もしもし?」と言うと、「いいの??」と確認され、「・・はい」と照れながら返事をしました。

すると、「ハァ・・嬉しい。ありがとう。ご両親に挨拶してからすぐ入籍しよう」とカイさんに言われ、「え??」と驚くと、「え?ダメ?」とカイさんが。「あ・・大丈夫です」と返事をすると、「じゃ、明日も仕事が終わったら会える?」と聞かれ、返事をすると「じゃ、また明日ね」そう言って電話は切れてしまいました。

電話を切った後、「カイさんは本当に私でいいのかな・・」と考え込んだ私は、お母さんに電話することに。
「もしもし?お母さん?私さ、結婚することにしたよ」そう言うと、「とうとう?ヒロトくんも待たせたわよね」と料理をしながらお母さんが言いました。

「あ・・いや・・ヒロトじゃない」私の言葉に「え・・?」と訳が分からない様子のお母さんに、「えっと・・ヒロトは別の人ともう結婚してて、相手の人妊娠してて」私の声を聞いて「はっ?」と驚いたお母さんは、片栗粉を思いっきりぶちまけていました。

「いつまでヒロトに振り回されてるんだろう」と考え込んでいたマイさんは、意を決してカイさんに電話。「本当にまだ好きじゃなくてもいいんですか?」「本当に私を幸せにしてくれますか」とたずねると、「うん」と答えたカイさん。それを聞いて、「結婚します」と言ったマイさんに驚きつつ「嬉しい。ありがとう」と喜びの気持ちを伝えました。マイさんから結婚報告を聞いたお母さん、ヒロトさんと結婚するものと思っていたら、予想外の展開になりましたね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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