[18]元カノの隣にいるのは僕だったのに|「結婚を前提に付き合ってほしい」突然の告白に目が点

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前回のお話

同棲3年目の彼氏ヒロトさんとの結婚を考えていた矢先、まだ遊びたかったヒロトさんが年下女性のアユミさんと浮気をして子どもができ、突然別れを告げられたマイさん。ショックで抜け殻のようになっていたマイさんは、何気なく英会話スクールに入会し勉強に没頭します。同じクラスには女性に分け隔てなく優しく接するさわやかなイケメンがいましたが、フラれてやさぐれていたマイさんは何かと声をかけてくるイケメンをいけ好かないと感じて避けていました。アユミさんと結婚したヒロトさんは、アユミさんがあまり家事をしないことに戸惑いつつも妊婦のアユミさんに強くは言えずモヤモヤ。「マイ、何してるんだろ」とマイさんの事を思い出していました。その後、イギリスへ一人旅に行ったマイさんは、途中で財布が無いことに気付き大慌てで探し回るも見つかりません。絶望の中、英会話スクールのいけ好かないイケメンのカイさんが仕事でイギリスにいることを思い出し、背に腹は代えられないと思い切って連絡。1時間後に駆けつけてくれたカイさんはすぐに警察に電話をかけてくれ、快く現金を貸してくれてマイさんは恐縮。借りたお金を帰国後に振り込むことを提案すると、カイさんは自分が帰国した時に日本でご馳走して欲しいと言い、帰国日が決まったら連絡をもらう約束をしました。カイさんはマイさんが無事に帰国するまで何かと気にかけてくれ、カイさんへの印象がすっかり変わったマイさんは「いけ好かないってずっと思っててごめんなさい」と反省。その頃、ヒロトさんは必要最小限の会話しかなくなったアユミさんとの生活に早くも後悔し始め「マイと結婚してたら違ってたのかな。どうしてあの時マイとの結婚を渋ったんだろう」とマイさんのことを頻繁に思い出していました。

1話目から読む

「結婚前提に付き合って欲しい」ピンチを救ってくれた彼から突然の告白

イギリスへ一人旅に行って財布を無くして大ピンチのときに、同じ英会話スクールに通っているカイさんが仕事でイギリスにいることを思い出し連絡して助けてもらった私。借りたお金の返却方法を聞くと、お金の代わりに帰国した時に食事をご馳走して欲しいと言われました。

カイさんの帰国日が決まり連絡をもらった私は、約束通り日本食のお店を予約しました。

食事の約束をした日。カイさんはお金は返さなくていいと言っていましたが、そういうわけにはいきません。「あの時は本当に助かりました。これ」と封筒を差し出すと、「ありがとう。本当によかったのに」と遠慮するカイさんに「いえ、これは、絶対に受け取ってください」ときっぱり言って封筒を受け取ってもらいました。

すると、「わかった。じゃ、今日はご馳走させてくれる?」と言い出すカイさん。え?今日は私がご馳走する約束だったよね・・と思い「いやいやいや」と断ろうとすると、カイさんが「実は、今日、会えるのすごく楽しみにしてたんだ」と言いました。予想外の言葉に私は「え・・」と固まりました。

さらに「あの・・結婚を前提に僕と付き合ってくれない?」と唐突にカイさんが言うので、思わず「は?」と目が点になってしまいました。私の驚きようを見て「あっ・・。ごめん・・突然だったよね」と謝るカイさんに「あ・・あの・・結婚・・」と私はパニック。

「そういうの考えてない?」と聞かれ、ふいに元カレのヒロトが頭をよぎりました。「いや・・考えてないというか・・あの・・」と言葉に詰まる私をカイさんは不思議そうに見つめました。私はカイさんに自分を捨てたヒロトとのことを話すことにしました。

イギリスでカイさんにピンチを救ってもらったマイさんは、お礼に食事をご馳走する約束していました。カイさんが帰国し、約束通り食事に行くことになった二人。すると、カイさんは唐突に「結婚を前提に僕と付き合ってくれない?」と言いました。驚いて固まるマイさん。カイさんは「ごめん。唐突だったよね」と謝ると、「そういうの考えてない?」と聞きました。結婚について聞かれたマイさんは、ヒロトさんの事が頭に浮かび言葉に詰まります。マイさんは、ヒロトさんのことをカイさんに打ち明けることにしました。
結婚を前提としたお付き合いを突然打診され、心底驚くマイさん。イギリスで助けを求めるまではほとんど関わった事のない相手から突然言われたのですから当然ですよね。カイさんはいつからマイさんに好意を持っていたのでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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