[17]元カノの隣にいるのは僕だったのに|要件以外の会話ゼロ「夕飯食べてきて」元カレ夫婦の幕切れ

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前回のお話

28歳のマイさんは彼氏ヒロトさんと同棲して3年目。結婚を切り出すも、まだ遊びたいヒロトさんは年下女性アユミさんと出会って浮気し、「ごめん。俺、結婚する。子どもができた」と言われ、一方的に別れを告げられました。一人残されたマイさんは部屋を片づけながら号泣。抜け殻のようになっていたマイさんの目には英会話教室の看板。即入会し勉強に没頭していると、クラスにいけすかないイケメンを発見。食事に誘われるも断りました。その後も何かと声をかけてくるイケメンを避けていたマイさん。その頃、ヒロトさんとアユミさんが結婚。その数か月後、「たまにはゴハン作ったら?」「料理は女の仕事じゃないし。妊婦だし」と二人に広がる溝。「マイ何してるんだろ」とヒロトさんは物思いにふけりました。その後、マイさんは初めての一人旅でイギリスへ。ふと財布がないことに気がついて落ち込んでいたところ、イケメンがイギリスにいることを思い出し葛藤の末電話。「助けてください」とお願いすると、1時間後に駆け付け、すぐ警察に電話、その後現金を渡してくれたイケメンはカイさんという名前でした。一緒に食事をした二人は、お金を返す代わりに、帰国したら日本でご馳走する約束を。マイさんがイギリスにいるとは夢にも思わず、ヒロトさんはスマホにあるマイさんの連絡先をじっと見つめるのでした。

1話目から読む

「どうしてあの時マイとの結婚を渋ったんだろう」元カレの思い込み

財布を失くしてしまったマイさんが、イギリスにいるカイさんに助けを求めると、1時間後に駆け付けてくれ、すぐに警察に電話。そしてマイさんに現金を貸してくれました。その後、食事をしながら話し、お金を返す代わりに日本でご馳走してと言われ、連絡する約束をする2人。一方、マイさんを捨ててアユミさんと結婚したヒロトさんは、マイさんの連絡先をじっと見つめていました。

無事に日本に帰国したマイさんは、すぐカイさんに連絡しました。
「今、日本に着きました。色々ご迷惑おかけしました。帰国された時ご連絡お願いします」

すると、
「無事着いて安心しました。帰国した時にまた連絡します。疲れたと思うのでゆっくり休んでください」と返信が。
マイさんは、「返信早いな・・」と呟きました。

そして、「カイさん、本当に良い人だったな。いけすかないって、ずっと思っててごめんなさい。ほんとに助かりました」と思い出しつつ心から感謝しました。

その頃。
「ゴミ捨てておいてね~」アユミさんの言葉に「わかった」と答えるヒロトさん。
「あと、夕飯はどこかで食べてきて」と言われ、「・・うん」としか言えませんでした。

ゴミ出ししながら、「マイと結婚してたら違ってたのかな」と呟くヒロトさんは、「マイ何してるんだろ・・。どうしてあの時マイとの結婚を渋ったんだろう」と自分のしたことを後悔しはじめていました。

無事日本に帰国したマイさんは、約束通りカイさんにメッセージを送りました。すると、すぐ返信があり、「返信早いな・・」と呟きます。その頃、ヒロトさんの家では、ゴミ出しを託されるヒロトさんに「夕飯はどこかで食べてきて」と言われ、「マイと結婚してたら違ってたのかな。どうしてあの時マイとの結婚を渋ったんだろう」と考え込むヒロトさん、アユミさんとの関係をこのままにしていて良いのでしょうか。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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