「ゴハンたまには作ったら?」「料理は女の仕事じゃないし」深まる溝

ヒロトさんと別れた後、英会話スクールに入会したマイさんは勉強に没頭。同じクラスのさわやかイケメンがみんなに笑顔を振りまくのを見て、失恋でやさぐれ中のマイさんは「いけすかねぇ」と感じていました。
ある日のこと。
「いや~、まさかヒロトがアユミと結婚するとはな~」ダイスケさんにそう言われ、「ははっ」と笑うヒロトさん。「ところでアユミはマイちゃんの存在は知ってたの?」と聞かれ、「あーー。どうだろ。言ってないし、知らないと思うけど」と答えました。

その頃、英会話スクールでは。
「じゃ、僕、しばらくイギリスにいるんで、もし旅行に来る時があったら声をかけてくださいね」イケメンがそう言うと、「わぁ、ありがとうございます!」と教室の中は大盛り上がり。マイさんは一人冷めた様子で座っていました。

そして、ヒロトさんとアユミさんは結婚式を挙げ、みんなに祝福されました。

それから数か月後のこと。
「なぁ、たまにはゴハン作ったら?」ヒロトさんの言葉に「でも、料理は女の仕事じゃないし?妊婦だし?」とソファに横になり全く動く気配のないアユミさん。

呆れたヒロトさんが「・・帰りに食べたい物があったら、買ってくるからまた連絡して」と言うと、「はーい」と声が聞こえました。
「いってきます・・」と力なく言い、家を出たヒロトさんは、「はぁ・・マイ・・何してるんだろ」とため息をつきながら、マイさんのことを思い出していました。
ダイスケさんに「まさかヒロトがアユミと結婚するとはな~」と言われたヒロトさんは、アユミさんにマイさんのことを話したことはありませんでした。マイさんが英会話スクールでイケメンがもてはやされるのを見て呆れていた後、ヒロトさんとアユミさんは結婚。それから数か月後、妊婦になったアユミさんが、ごはんも作らずソファで寝転んでいると、「たまにはゴハン作ったら?」と声をかけるヒロトさん、そろそろ、マイさんのことを思って後悔が始まりそうですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
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