妻から暴言と不倫の証拠を突きつけられ青ざめる夫

リヒトさんが私にくれるアドバイスが私のためではなく全て自分のためだったとようやく気付いた私。今まで通りにリヒトさんのサポートができないのなら離婚だと言われた私は、「別れる」と答えました。

リヒトさんは「は？別れる・・？別れるって言ったの？今」と顔を歪ませました。「そうだよ。だって、リヒトさんが離婚って言ったじゃない」と返すと、「い・・今のハズキじゃ社会に出ても何の役にも立たないのにどうやって暮らしていくつもり？」と言いました。

リヒトさんが「僕は君のために別れないでいてあげてるんだよ？！その優しさが分からないのか？！」と恩着せがましく言うので黙っていると、さらに「あのね、世の中そんなに甘くないから！！世間知らずのハズキには分からないだろ？！」と今度は不安を煽ったり、離婚を回避しようと必死にあれこれ言ってきました。私は冷めた気持ちで溜息をつきながらスマホを取りだしました。

私はリヒトさんにスマホの画面を向け無言で動画を再生。そこには『なんで言った通りにできないんだよ？！』『妊娠を言い訳に逃げてばかりで恥ずかしくないの？！』と私に暴言を吐くリヒトさんがはっきりと映っていました。そして、ユウコさんと『からだのメンテナンス』中のリヒトさんの写真も見せました。「な・・なんで・・」リヒトさんの顔がどんどん青ざめていきました。

「なんだよこれ・・いつのまに・・」そう呟くリヒトさんに、私は「あぁ・・あなたの大好きだったユウコさんが私にくれたんだよ」とさらり。「ユウコと連絡取ってたのかよ・・。ふ・・ふざけんな・・」青ざめていたリヒトさんの顔に怒りが満ちていきました。

リヒトさんは「貸せ！！」と言って私からスマホを取り上げると必死に動画や写真を削除し始めましたが、私が「それ削除しても意味ないよ？クラウドにも保存してあるから。ユウコさんもデータ持ってるし」と平然と言うと、リヒトさんは悔しそうに「な・・」と言って手を止めました。

脅しのつもりで離婚を切り出したリヒトさんは、ハズキさんにあっさり「別れる」と言われ焦ります。恩を着せたり、不安を煽ったりして離婚を思い留まるようあれこれ言うリヒトさんに対し、ハズキさんは冷めた目でスマホを取りだすと、リヒトさんの暴言を収めた動画やユウコさんとの不倫の証拠写真を突きつけました。焦ったリヒトさんはハズキさんからスマホを取り上げ動画や写真を削除しますが、データはクラウドにもユウコさんのところにもあるとハズキさんに言われ追い詰められます。
リヒトさんはまさかハズキさんが「別れる」と言うとは思っていなかったようですね。暴言や不倫の証拠を突きつけられ追い込まれたリヒトさんにはしっかりと自分の罪を認めて欲しいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：みつけまま