不安は的中。赤ちゃん、ごめんね・・。

リヒトさんの求める完璧な家事をするために無理を続けていたハズキさんは、ある日お腹の赤ちゃんの胎動が少ないことに気付きます。状況を伝えても、リヒトさんは心配するどころかハズキさんが家事をサボるための言い訳をしているのではないかと疑います。やるべきことを全て終わらせるという条件で病院へ行くことを許されたハズキさんは、急いで病院へ向かいました。
病院に向かう途中も「大丈夫だよね・・」と必死に自分に言い聞かせ、「赤ちゃん・・大丈夫だよね?」と祈るような気持ちで診察を受けました。

しかし・・私の祈りは届きませんでした。「残念ですが・・赤ちゃんの心拍が止まっています」先生からそう告げられ、目の前が真っ暗になりました。嘘でしょ?嘘だよね?信じたくない・・!

しばらくすると連絡を受けたリヒトさんが病院にやってきました。悲しすぎる現実を受け止められない私は涙が止まりません。血相を変えて病室に入ってきたリヒトさんに「ハズキ!どういうこと?!」と聞かれた私は「・・リヒトさん・・ごめんなさい・・」と何度も何度も謝りました。

「・・どうして・・」リヒトさんは怒っているような悔しがっているような何とも言えない表情をしながらそう呟きました。リヒトさんに連れられて家に帰った私は、とめどなく溢れてくる涙を拭く気力もなく、ただただベッドで泣き続けました。ごめんね。ごめんなさい。私がもっと早く気づけばよかった・・。ごめんね・・私の赤ちゃん・・。

赤ちゃんに詫びながら私が泣いていると、リヒトさんが寝室に入ってきて「・・いつから?どうして気づかなかったんだよ?」と聞いてきました。「・・ごめんなさい」としか言えない私に、リヒトさんは「謝っても分からないだろ?!」と声を荒げました。ごめんね赤ちゃん・・。ごめんなさいリヒトさん・・。
赤ちゃんの胎動が少なくなったと感じたハズキさんは、翌朝なんとかリヒトさんの許可をもらい病院に行きました。大丈夫だよね?と祈るような気持ちで診察を受けたハズキさんに告げられたのは、「赤ちゃんの心拍が止まっています」という信じられない言葉でした。連絡を受け駆けつけたリヒトさんは、ショックを受け呆然と涙を流すハズキさんに寄り添うこともなく「どういうこと?!」と詰め寄り、帰宅してからも「いつから?どうして気づかなかったんだよ?」と責めるように言い、「ごめんなさい」と謝るハズキさんに「謝っても分からないだろ?!」と怒鳴りました。
ハズキさんが体調不良を何度訴えても、赤ちゃんの胎動が少ない気がすると不安を口にしても、心配すらせず自分のことばかり主張していたリヒトさん。ハズキさんの訴えを聞き入れなかったのは自分なのに、ハズキさんを責めるのはおかしいですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
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