[29]愛した人はモラ夫でした|どうして?私が家事をしても夫にべったりの女性が家からいなくならない。

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前回のお話

自己研鑽が趣味で自分にも妻ハズキさんにも妥協を許さないリヒトさん。自分のルーティンや計画が崩れることを嫌うリヒトさんは常にハズキさんにも完璧を求め、ハズキさんは次第に追い詰められていきました。妊娠したハズキさんはつわりが酷くなると家事などでリヒトさんの希望に応えられなくなり、自分の生活リズムが崩れる毎日にストレスを募らせるリヒトさん。ハズキさんが体調を崩して入院すると、リヒトさんはスポーツジムで出会ったユウコさんという女性をアルバイトとして雇い家事をしてもらうようになります。2人は次第に親密な関係になっていき一線を越え、ユウコさんを手放したくなくなったリヒトさんはハズキさんが退院した後もユウコさんに居てほしいと考えます。自分はリヒトさんの体のメンテナンスに特化して家事は代行サービスを利用するのはどうかとユウコさんから提案されたリヒトさんはその案に乗り、リヒトさんとハズキさんの家でユウコさんが住み込みで家事をするという生活が始まりました。

1話目から読む

私が頑張れば元の生活に戻れると思ってた。

私がつわりで思うように家事ができないため、夫がユウコさんという女性を住み込みで雇いました。しかし、妙に馴れ馴れしく距離の近い2人の様子に私はモヤモヤしてしまいます。
ある日、「リヒトさん・・つわりも治まってきたし、そろそろ少しずつ家事もこなそうと思うんだ」と申し出ると「え、本当?もう大丈夫そうなの?」と聞かれ、「まだ以前ほどは動けないと思うけど・・」とできる範囲でやろうと思っていることを伝えました。

「今は家事代行があるし、ユウコも僕の体調管理をしてくれてるから、ハズキは無理がない範囲で大丈夫だけど・・」と言いながらも、リヒトさんはさっそく「まずはどこから始める?代行サービスの見直しをするよ」とスマホを見ながら考え始めました。

「じゃ・・食事から!夕食は頑張れると思う・・!」と私が張り切って言うと、リヒトさんは「本当?!久々のハズキの手料理楽しみだなぁ」ととても喜んでくれ、私は「うん!楽しみにしててね」と答えながらも心の中で「私、頑張らないと・・」と意気込みました。

しかし、次のリヒトさんの言葉に私は驚きました。リヒトさんは「じゃあユウコの分もお願いできるかな?」と当然のように言ったのです。「僕はその間にユウコとストレッチをして体を整えるよ」と平然と言うリヒトさんに困惑しつつ、私は「わ・・私がユウコさんの分も作るの・・?」と確認しました。

すると「え?だってその方が効率いいだろ?ユウコが来てから最近調子がいいんだよな~!」とあっけらかんと言うリヒトさん。私は我慢できず「・・ねぇ、もうユウコさんにお願いするの・・やめてもらえないかな?」と言いました。

住み込みで働くユウコさんと夫のリヒトさんのやけに親密そうな様子にモヤモヤしつつも、つわりで家事ができないハズキさんの代わりだとリヒトさんに言われ何も言えないハズキさん。少し体調が良くなってくるとハズキさんは少しずつ家事をやろうと思うとリヒトさんに伝え、まずは夕食作りを頑張ることに。久々のハズキさんの手料理を楽しみにするリヒトさんを見て嬉しく思うハズキさんでしたが、「じゃあ、ユウコの分もお願いできるかな?」と言われ驚きます。ハズキさんが食事を作っている間にユウコさんとストレッチをして体を整えると平然と言うリヒトさんに、ハズキさんはついに「もうユウコさんにお願いするのやめてもらえないかな?」と伝えました。
元々はハズキさんの代わりに家事をしてもらうために雇ったユウコさん。なぜハズキさんがユウコさんの食事まで作らなくてはいけないのでしょうか?

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

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