[27]愛した人はモラ夫でした|妻の座が乗っ取られた。家に住み込み妻の代わりをする女性

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前回のお話

仕事のみならず資格の勉強や運動など自分を高めることに余念が無く、いつもハズキさんのことを気にかけてアドバイスしてくれるリヒトさんと結婚して幸せを感じていたハズキさん。自分のサポートを欲しいというリヒトさんのために仕事もやめて、リヒトさんに認めてもらおうと張り切っていました。ところがリヒトさんはそれまでの自分のルーティンを変えるつもりが一切なく、ハズキさんには自分の思い通りに動いて欲しい人で、そのタスクは非常に細かく、できないと機嫌が悪くなるのでハズキさんはどんどん追い詰められていきました。ハズキさんが妊娠すると、つわりが酷くて動けないことがリヒトさんには理解できず、思い通りにならないことにだんだんストレスを抱えるようになりました。ハズキさんが退院して家に戻ると、「ハズキの代わりをしてもらう女性を呼んだ」とリヒトさんが宣言した通り、ユウコさんという女性がやって来ましたが、なぜかリヒトさんとユウコさんは名前で呼び合うほど馴れ馴れしいので、ハウスキーパーだと思っているハズキさんは違和感を覚えました。実はユウコさんはリヒトさんと同じジムに通う女性で、ハズキさんの不在を知ると自ら「ご飯作りに行きましょうか」「アルバイトを雇う感じでどうですか」「既婚者の男性に自分の家事能力を審査してもらいたい」などと積極的に提案してやってきたのでした。

1話目から読む

妻の退院後も「代わりの女性」を居続けさせたい夫

ハズキのいない間、僕に言われた通りにハズキの代わりに家事をこなすため、アルバイトとしてやってきたユウコ。「では食事から」と希望の食事を細かくリストにして渡すと、「わぁ!奥様はこんなにしっかり準備されていたんですね。私も頑張ります!」とユウコは笑顔でした。

仕事が休みの日にもユウコに来てもらいました。「僕は資格の勉強をしたいので、昼食の準備をお願いしますね。」と言うと「お任せください!」とユウコはいつも気持ちの良い返事。

僕の資格の勉強が終わるころに合わせて、ユウコは昼食を準備してくれました。ユウコの食事は完璧でした。これなら合格点をあげてもいいかな。

こうしてユウコと過ごす時間が普通になってきて、僕たちの距離はぐっと縮まりました。毎日ユウコがいて、僕のために完璧にサポートしてくれる。「リヒト!できたよ~」と嬉しそうに運んでくれる食事はいつも美味しくて完璧でした。ユウコとのこういう生活もいいな。と僕はユウコが来てからの生活を楽しんでいました。

ユウコはハズキが退院するまでうちに住み、完全にハズキの代わりをしてくれるようになりました。僕のために完璧なサポートをしてくれるユウコには、ハズキが退院しても変わらず居てもらおうと思いました。

ハズキさんが入院している間、代わりに家事をするために雇われたユウコさん。リヒトさんに言われたことを喜んで完ぺきにこなしていくうちに2人は一線を越えてどんどん親しくなっていきました。やがて名前で呼び合う仲になり、住み込みでハズキさんの代わりをするようになったユウコさんとの生活が気に入ったリヒトさんは、ハズキさんが退院してもユウコさんにはこのままいてもらう方法を考え始めていました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

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